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「せんちゃん。今日はお休みね。んじゃいってきます」 今朝のことだった。最近一緒に住み始めたのだが万里の俺への執着は相当なものだった…。休み中毎日時間も関係なく交わっていたから俺の色気がだだもれだとそういった万里は俺が動けなくなるまで盛っていった。俺が外に出ないように そんなに愛されて嬉しい反面恐怖も感じてきていた 「いやいや…行かないと…体…痛い…どうしよ…」 悩んだ末北川さんに連絡してボロボロなった体にむち打ち準備をして北川さんの車に乗った 「千里さん大丈夫です?」 「すいません…俺なんかのために…車出してもらっちゃって…ねぇ…北川さん。俺たちのこの関係って家の人許してないでしょ」 「…」 「昨日ね、家の人がバイト先に来たんです。大金を持って…」 「…」 「万里さまと別れて欲しい…そういって渡されました。返すことも出来ず…わかってるんです。俺たちのこの関係はいつかは終わることくらい。俺もそのつもりで付き合ってきました…でも…万里の気持ちは金で買えるようなものではないと…俺はそう思うんです。俺がそう思いたいだけなのかもしれませんけど」 「正直なところこんな不毛な関係は続けるべきではないと私は思います。万里さまのためじゃない。貴方のためにならない」 「俺?」 「そんな思いを持ったまま万里さまと一緒にいて良いことなどはない。揺るがない思いがあなたにもあるのなら私は協力するつもりでした。しかし…あなたは端から万里さまと添い遂げる気はない。別れるつもりだとそうおっしゃいました」 「うん…」 「情で一緒にいると言うのであれば即刻考えていただきたい。共にいる今のこの時間。無駄になる。貴方にだって貴方の人生がある。この大切な時間はもっと他に使うべきだ」 「そうだよね…わかりました。ありがとうございました」 俺は万里が好きなのか?何度も自分に問いかけてきた。 結局同じ場所に到達するんだけど… 好きだって… でもそれって俺の中では友達の延長でしかなくて…それ以上の感情があるのかって言われたら…わからないんだ… ただ俺のことを想ってくれる重すぎる万里の感情がとても居心地が良くて… そういうことなんだ…きっと俺は万里のことを…

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