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万里side 翌朝。仕事モードの友里亜と連れだってホテルへ向かう。 相手はもう到着していて会議室としても使える部屋で待っているらしい 「お待たせしました。ここを任せられた東雲万里で…」 「…万里…」 「え?…」 夢?そうでなければ… 「ひさしぶり…万里…」 「せん…ちゃん…」 「…おはようございます。支配人。今日からよろしくお願いします」 「…あ…あぁ…よろしく」 このことを知っていたのか友里亜は何食わぬ顔で資料を渡してきた。 仕事の話をしていてもどうしてもせんちゃんを盗み見てしまう。 その度友里亜が咳払いをする 「…」 「これで以上です。今日はこのあとお二人ともお休みなのでご帰宅ください。では私はこれで。失礼します」 「…」 「…」 「じゃあ…自分もこれで。これからよろしくお願…っ…」 「せんちゃん…会いたかった…」 もう我慢なんて出来なかった…今俺の腕の中にせんちゃんがいる…好き…好きだよ…好きなんだ… 「…万里…離して」 「ご…ごめん…」 「奥様がいらっしゃるのだからそういうのはやめていただきたい。ここは貴方の住んでいたところと違いますよ」 「せんちゃん…」 心より先に体に動いてしまう。 気付けばせんちゃんの唇を塞いでた。久しぶりに感じるせんちゃんの熱…離れたくなくて何度も何度も食んだ。 テーブルの上にせんちゃんを押し倒してシャツのボタンを外していく。 そして無理矢理にせんちゃんを犯した 「…ごめ…せんちゃ…った…」 頬に痛みが走ったかと思うとせんちゃんが目を真っ赤にして俺の頬に平手うちしていたということに気付く 「さいってい…」 「せんちゃん…」 「さようなら」 急いで服を整えたせんちゃんはいそいそと部屋を出ていった。 せんちゃんの残していった香りは俺の涙を誘う 「何…やってるんだろう…」

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