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信じられない!信じられない!
この話が来たとき嬉しかったのに…
あれから数年たってそれぞれの人生を歩き始めたんだからまた友人として再会できると離婚直後なのに自分でもバカみたいに浮かれてたのに…
…白鳥とはあの日から仲良くさせてもらってた。
俺から何か言わなくても白鳥は万里のことをたくさん教えてくれた。
仕事で海外にいってしまったことも後に白鳥から聞いた。
そして大学卒業後白鳥は万里の会社で秘書として働くことも聞いていた。
そしてその白鳥が万里の許嫁だということも。
万里とは俺も一も百も連絡はとれなかったけど間に白鳥がいてくれたから今どうしているのかってことは分かってたんだ。
俺は卒業後実はあのホテルに就職していた。
万里との思い出の場所だったからというわけではないと思ってる。あの日の対応がとても印象に残っててここで働いてみたいと思い続けていたのだ。
面接の日、終わってから電話があって万里の父親とあった。
万里の関係だからここに就職はさせられないと言うことなのだろうか?
でもそうではなくて…そのとき、万里が白鳥と結婚したと聞いた。
白鳥に聞かなくても父親が言うのだから間違いないのだろう。
白鳥は一度も俺たちにそのことは言ってこなかった。
百は直球でその事を聞いたようだがはぐらかされたみたいだ。
俺たちの関係をなんとなく察していた白鳥だから敢えて言わなかったのかもしれない。
「万里…何で…」
帰宅してすぐにシャワーを浴びて散々出された万里のものを掻き出す。
万里と別れてから誰にも触れさせたこともないので後孔はずきずきと痛み血が滲んでいた…
「何で…あんな顔で…俺を…」
もう会いたくない…怖かった…知ってる万里じゃなくてすごく怖かった…
「奥さんも…いるのに…あんな顔してたら白鳥さんに…」
白鳥さんは聡い人だ。俺としたことばれてしまうかもしれない。そうなると怖い…
「やめちゃおうかな…」
まだ始まってもないのにどこか遠くへ逃げ出したい…
「…半年…半年だ…」
それを耐えれば万里は向こうへ戻る…そしたら…
「仕事…仕事だから」
自分に言い聞かせながらその日は何もする気もおきなくて寝室に戻り目を閉じ翌朝までそこから動かなかった
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