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「そうなの?また万里戻っちゃうの?」 とても酒に弱い百はすっかり出来上がってて一に身を預けながらさっきから一の手をニギニギしてる。この姿は何度か見たことはあるけどいつもよりも酷そうだ。 万里のことで自分も泣いて酒回りも早かったのだろう 「そういう話しただろうが。聞いてなかったのか?もも」 「…やだなぁ…せっかく会えたのにまた離れるとか…寂しい」 そしてまた涙を流しながら一にしがみつく 「…もも可愛い」 一は百の泣き顔が好きだ。こうなったらもう俺には止められない。 百を抱き締めて無数のキスの雨を降らせると百からすぐに甘い吐息が漏れてきた。 「お前らなぁ。俺の前でいちゃつくなぁ!!」 「俺の百ちゃんですからほっといて」 「ここで押し倒すな!服まくるな!」 「だってみてみて。こんなにエロいんだよ?やんなきゃ」 「一。お前そんなんだったっけ?」 「ん?ももの前ではこんなだよ?」 「ねぇ…しないのぉ?一」 「する」 「するな!!」 「…やるなら万里の仕事部屋でどうぞ。あそこは防音だから」 「ちょ!せんちゃん!」 「ここでおっぱじめられるよりいいだろ。百はこうなったらもう無理だからね。発狂し始めるよ」 「一!何で?何で続きしてくれないの!!ねぇ!ねぇ!!」 「…ね?」 「百はどうしちゃったの?」 「…すっかり調教済み?みたいだよ」 「あんなに女好きだったのに」 「あ?」 「すいません…」 「部屋借りるねぇ」 そういうと一は百を肩に担いで万里の部屋へ。そこは万里の仕事部屋ではあったけれど二人が遊びに来たときはそこに泊まってもらってた 「明日は万里が休みだよね?」 「ん」 「んじゃあそこ掃除しといてね?」 「俺…泊まっていいの?」 「なんで?」 「やっぱだめ?」 「いや違くて。わざわざ俺に許可もらわなくていいでしょ?ここは万里の家なんだから」 「せんちゃんも泊まる?」 「いや。俺は着替えとか今の家にあるから帰らないと。ここから歩いていけるとこだから」 「送る!」 「いいよ。お前が可愛い顔してるんだから危ないだろ」 「だめ!せんちゃんお酒弱いでしょ。危ないの」 言い合ってても埒が明かない。 結局送ってもらうことになった。久しぶりに万里と肩を並べて歩く あの頃よりは背は伸びたけどやっぱり少し俺より小柄で相変わらずの可愛い顔。黙ってればいいのにな。なんてあの頃に思っていたことをもう一度思い出して。 帰りの道での会話はほとんどなかったけどやっぱり万里の隣は居心地がいい

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