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向き直りベッドの側へ立つ
「そこ。座って」
促され腰かけると会長が俺を撫でてくれた
「心配させてごめんね」
「よかったです。万里と和解?したのなら」
「うん。万里には辛く当たってきたからね…これから距離をつめていきたいと思っているよ」
「万里なら貴方の息子ですからすぐですね」
「そうだね。ねぇ。千里くん」
そういいながら強めに腕を引かれ唇を塞がれた
「ちょっと!!くそ親父!!何やってんの?」
「ん?すっごく可愛い顔してたから味見してみた」
「このくそやろう!!」
「怒んないでよ。」
実はキスされたのは初めてじゃない。何度かそういうことがあったのだ。いずれも会長が酔ってるときだけど。
会長は万里と違って酒には弱くて会長の自宅の近くに住んでいた俺が何度か送っていったことがあったのだ。
そのときに何故か俺の父の名前を呼んでいた
どうして父の名を知ってるのかはわからないけど
「…あの…」
ずっと気になっていた疑問を口にしようとしたとき来訪者が現れた
「がーいくん!あ!久しぶり。千里」
「え?父さん?どうして?」
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