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マイクside 「ふふふ…良かったですね…万里さま…やはり貴方の隣には彼でないと…とても…お似合いです… もしもし…。旦那様。お久しぶりです。」 『マイク。元気だったかい?』 「えぇ。今万里さまが千里くんを連れて帰ってきましたよ。とてもとても幸せそうでした」 『そうなのか!?史澗くん!史澗くん!!』 『どしたのぉ?垓くん』 こちらも仲がよさそうだ… 『マイク。久しぶり』 「しっ!史澗さまっ!!」 『相変わらずだねマイク』 「あわわわわっ!」 『二人は元気だった?』 「はい!お二人とも見目麗しく…」 『俺たちの子供だからね。それは当然でしょ。どんな様子だった?』 「万里さまが記憶を取り戻したと言う感じではありませんでした。しかしお二人は互いを想い寄り添っていました。きっと万里さまは千里さまを愛していると言うことを本人は無自覚だとしても忘れていなかったのでしょう」 『そう。…』 『史澗くん!千里くんから連絡きてるよぉ!』 「ふふ…ご本人からお話聞いてくださいね。」 『うん。ありがとう…垓くん。変わる?』 『変わる。はい!史澗くん』 『ん。ありがとう、』 『もしもし、マイク』 「はい。旦那様」 『もう!旦那様じゃないでしょ?』 「ふふ…垓。」 『うん。ずっとずっと万里を見ていてくれてありがとう。万里…苦しそうじゃなかった?』 「はい。あんなに穏やかな万里さまを見たのは久しぶりでした」 『千里くんは?』 「彼もまたとても幸せそうでした。あなたたちの元へ素敵な報告が届くのもすぐです」 『マイクは幸せ?』 「えぇ。私には…」 「マイク。迎えに来たよ」 『ふふ…よかった。君も幸せそうだね…これからも万里たちのことよろしくね』 「はい」 私にも愛する人がいます。貴方がくれた素敵な一生のプレゼントです 「いいことあった?」 「うん。あったよ話したいこと沢山ある。家に帰ろ」

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