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「垓くん」 史澗くんが低い声で僕の名前を呼ぶ。その声がすっごくエッチだ…なんてそんな事考えてるのがバレてしまったら…嫌われちゃう…だけど… 史澗くんは側に来て耳元で囁く 「垓くん…俺のこと好き?」 必死で頷いてたら史澗くんの唇が耳に当たる 「あっん…」 「えぇ?俺何もしてないよ?反応したの?俺の声に?それでこうなってるんだぁ」 史澗くんはそっと僕の肌に触れ胸の突起の脇をスススって撫でて中心部を指でつんつんと突いた 「エッチな子…」 「やだ?」 「…どう想う?」 そういうと僕の耳に舌を這わせた 「ひゃっん…ん…」 そのままその舌を首筋へそしてあの子がつけた傷跡をぺろりと舐める。 「ここ。血止まったね。良かった。腫れてもないや。」 いたわるようにそこには舌を這わせながら指先で僕の既に硬くなった胸の突起に触れた。 「あっ…あっ…史澗くんっ…」 「自分で腰動かすなんて…ほんと…やらしい子。エッチすぎると引く?逆だよ…垓くんなら大歓迎。すごく…興奮する」 掠れた声で言われた興奮するの言葉に我慢してた快楽がどっと押し寄せてきて何もされてないのに…何も出てないのにいってしまった 「あれぇ?ひくひくしてる…もしかして俺の声だけでいけちゃった?」 「ふえ…ごめんなさい!こんなにエッチでごめんなさい」 こぼれた涙をちゅっとキスで持ってった史澗くんがそっと僕をベッドへ押し倒した 「さっき言ったよ?エッチな子大歓迎って。可愛くて綺麗でかっこよくてエッチなんて…サイコーでしょ?俺がそうだと嫌いになる?」 「ならない!どんな史澗くんも好きっ!!」 「そうだよね?一緒だよね?ねぇ。抱いてもいい?」 「うんっ」 流石に意識なくなるほどは抱かれなかったけどすごく幸せだった。微睡んでいるとインターホンがなった。 「あ。穣くんかも。ちょっと待ってて。これ着てて?着れる?」 「うん。」 史澗くんの大きなTシャツを着る。ぶかぶかだぁ。こんなに身長違うんだぁ 立ち上がってお尻は隠れるくらいの長さだ。 そのままそっと寝室を出て玄関に向かうと穣くんの声もした。荷物を持ってきてくれたみたい 「穣くん。荷物ありがと」 「おぉ。垓…お前…大丈夫…?てかその格好!…エロいな」 「あぁ!穣くんそんな目で垓くん見ないでよ!」 「そう?エロい?気持ち悪い?男だもんね」 「いや。垓なら俺いけるわ。ちょっとこっちおいで。垓…キスするか?」 穣くんは笑顔で僕の髪を撫でてくれてぎゅっと抱きしめてくれた。 「ふふっ。いいよぉ。穣くん大好きだし」 穣くんは史澗くんとは違う意味での好きだけどこうして抱きしめられるのも好き。 穣くんならキスしてもいいなぁ。なんて思ってたら焦ったような史澗くんの声がキスしようと近づく僕を止めた 「ちょっ!!!垓くん!何言ってるの!?」 「お礼?になるかわかんないけど」 「おぉ。なるなる!十分だ」 穣くんがいたずらっ子みたいな顔をして史澗くんをニヤニヤ見てた。 いつもやられっぱなしだから嫉妬で歪む顔でも拝みたかったのだろう。 僕も史澗くんがどんな顔するのか知りたくなって穰くんにキスしようと背伸びした。そしたら史澗くんに引っ張られて後ろから抱きしめられた

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