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しばらく万里の話に耳を傾けて電話を切ろうとする。けれど気になることを聞いた
「もしかしてさ気になる人できた?声が別れたにしては明るい」
「えっ!?わかる?」
「わかるよ。だって俺の大切な息子だもん」
「でもね。その人にはずーっと片思いしている相手がいて…その人の話する時すごく幸せそうで…だけど…辛そうで…」
「そうなんだ…相手ってさもしかして千里くん?」
「えっ!!そんなのもわかるの?」
「だーかーらー僕は君の父親だからねぇ」
「…義兄弟…でしょ?」
「問題ないでしょ?だって義兄弟は結婚できるし」
「男同士だし」
「あのさぁ。誰に向かってそれ言ってる?僕は今史澗くんと、愛し合ってんのよ?そこは気にしないでしょ?」
「けど…好きな人いるんだよ?」
「万里の気持ちを話してごらん?偽りなく真っ直ぐに」
「それで振られたら…」
「その時はまた一緒に考えてあげる。だから千里くんと話してみて」
「うん。わかった。じゃあ…またね」
万里の電話を切り史澗くんにぎゅっと抱きつく。史澗くんはそれを難なく受け止めて器用に服を脱がし始めた
「ちょ…史澗くん」
「ん?」
ソファーに押し倒されて激しいキスをされる
「んん…」
「垓くん。2人が遊びに来たらしばらくできないからいっぱいしよ?」
「まだ、そういうわけじゃ…ああっ…」
「はぁ…可愛い…さっき電話してる時のころころ変わる顔がすっごく可愛かったから興奮しちゃった」
「んん…史澗くんの変態…あっ」
「垓くんが可愛いのが悪いんですぅ。それともこんなおっさんになってそんなの嫌いですか?」
「好きですっ!あんっ!」
「んじゃ問題ないよねぇ。垓くん。よかったね?」
史澗くんは優しく微笑んでぎゅっと抱きしめてくれた
「うんっ!」
「あぁ…もう!可愛すぎる!」
そう言うと史澗くんは僕を抱き上げて寝室に運び続きをしてくれた。本当に相当年食ったおっさん達が若い子たちみたいに盛るなんて周りが知ったら驚きそうだ。でもすごく幸せでドロドロに甘やかされて溶かされていくんだ
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