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(こん酒は、地区本部ん部長がクリスマスやっち()うてくれた、40度の原酒…えらいよか酒やき、ちまちま飲もうち思うとったつに…くそ!)  ツー、と冷たさと熱さが食道から胃に運ばれていくのがわかる。一気に飲み干してしまった麦焼酎の原酒は流石の珠一でもクラクラと酩酊し始めた。 「珠一、おいし?」  答えを聞く気のない泰示は荒い呼吸を繰り返す珠一の口周りと首筋をぺろぺろと舐める。舐めながら左手で珠一を捕縛し、右手は裾から侵入し28の男にしてはきめ細やかな柔らかな肌を直に愉しむ。 「こん…犬がぁ…ひいっ!」 「あ、ビクッちなった。乳首?」  珠一のプックリとした乳首を見つけた泰示は執拗に捏ねて弄る。 「んん、あ、いやぁ…やぁ…」 「えらしい声…もぉ、チンコ(いて)ぇっちゃき勘弁して」 「そげな…知らん、や、乳首…そげ、すんなやぁ…!」  頭を横に振りながら気をやろうと必死になる。だがそんな珠一の気持ちとは対照的な(カラダ)は欲を主張しだした。 「もっと気持ちよぉしちゃるき…珠一」 「は…や、ややぁ…そげん、や、パンツ、なしてぇ…」  どうしてスウェットなんか着てしまったのだろうと珠一は後悔した。あっという間に下半身を隠すものが取り払われた。 「こげん可愛いチンコで、女を抱きよったと?ピンクで、プルプルしちょるばい」 「あ、ん…そげ、見んなっちゃ…!」  束縛してた方の左手をするすると撫でプルプルと奮う珠一のペニスに触れる。鈴口、カリ首、裏筋をツーっと指先でなぞると面白いようにピクンピクンと跳ねる。 「あ、あ、いのう、えぇ…やめ、てぇ…」 「ふふっ、珠一のえらしい…我慢汁も出ちグチョグチョやん」  粘着質で卑猥な音をわざと鳴らすと、熱を帯びすぎた珠一の目から涙が流れる。 「ん、んん…や、井上ぇ…出る、き…離せっちゃあ…」 「いいばい、速くしちゃあけん…イく顔見して」  ――クチュクチュクチュクチュクチュ 「あ、あ、あ、あ、だめ、見らん、で、ああぁあっ!」  出したことのない嬌声に、珠一自身が驚いた。そんなことは頭の片隅に追いやられていて、脳髄も(とろ)けるほどの絶頂。だが余韻に浸る間も与えられずに。 「珠一、もっと呑みないや」  ニヤリと笑いながら泰示は焼酎グラスに指を突っ込んで濡らした。そのひんやりとした指は既に透明と白濁でグズグズに濡れている珠一の秘部を貫いて侵して。 「何、しよ、つかぁ!抜けっちゃあぁ…!」 「珠一が力抜きないや、きっちぃ」 「おま、マジでなん、しよ、と…ひゃああん!」 「(なん)っち、セックス。珠一んこつ好いとーけん」  泰示の右手を押しのけようとする珠一の細い両腕は簡単に泰示の左手に(さら)われて拘束された。

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