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第11話※R18
エレベーターが止まり、最上位αの徳川エリックと2人でスイートルームへ入ってきた。
密室へ入って来た事で更に濃く強く香る最上のαフェロモン。
俺はレストランから既にラットして、前はガチガチで後ろはグズグズに蕩け始めている。
俺の唇より少し下にある、エリックの唇に重ねてキスをする。
エリックは少し緊張した面持ちながらも、俺の背に腕をまわしてキスに応えている。
彼はαと寝るのは初めてなのだろうか。
クチュクチュと口内を舐め回して、舌を搦めとる。
互いに呼吸が荒くなっていく。
唇を合わせたまま、ジャケットから腕を抜き投げ捨てる。
ネクタイを緩ませ抜き取り、シャツのボタンをもどかしいと思いつつ丁寧に外していく。
エリックのジャケットを放り投げるとポケットから避妊具が飛び出すのが見えた。
このスマートさの無さは経験が少ないのは確実だろう。
俺は唇を離し、彼によく見えるように舌舐めずりをして煽りながら、自分のベルトに手を掛けゆっくり抜き取り、スラックスを床に落とす。
残るは本日の勝負下着だけだ。
エリックのネクタイの結び目を解き、その下のシャツのボタンを性急に外し、シャツの中に手を入れて彼の逞しい上半身を弄る。
ああ、本当にどこもかしこも素晴らしいαだ。
スラックスの上から、エリックのペニスに上下に扱くように触ればちゃんと勃起をし始めてくれている。
俺はこの素晴らしいαのペニスで濡れた穴を突いて貰えると思うと、それだけでラットしたペニスにペニ栓を浮かばせながら射精してしまいそうだ。
彼のベルトを引き抜きスラックスを降ろすと、ボクサーパンツをこんもりどころかグイグイと押し上げる膨らみが出て来た。
俺は膝まづき膨らみに挨拶する様に顔を寄せ、彼のフェロモンを嗅ぎ、下着の上から舐め上げる。
それだけでエリックのペニスはビンッと完全に勃ち上がり、臍よりも鳩尾に近い部分に逞しくエラの張った亀頭を露わにする。
こんなに大きいペニスは初めてだ。
どんなΩにもこのサイズは無理だろう。
俺の弟に白羽の矢が立ったのも頷ける。
身体は弟程ではないにしても、かなり大きい。
俺はαで、『α狂い』だ。
俺ならΩではないが、彼のペニスを濡れる穴で受け容れられる。
俺は弟より先にエリックに出会った事に感謝した。
俺は早く彼のペニスが欲しくて立ち上がり、エリックの手を取り俺の濡れて蕩けた穴に指を導く。
グチュリと音を立てて指を飲み込む穴から蜜液が、内腿へと垂れてくる。
彼の指は緊張を孕みながら、辿々しくバラバラに動き、俺の胎内を解していく。
俺は呼吸を荒げ、彼に与えられる快感に身を震わせ小さく甘く喘ぎ、彼の剛直なペニスを緩く撫でては、先端から大量に漏れ出て来る先走りを塗り広げる。
エリックに避妊具を着けさせる暇など与えはしない。
壁に片手を突き、反対の手で尻たぶを片方持ち上げ、濡れてトロトロのヒクつく穴を彼に差し出す。
俺のラットした身体は前も期待で、既にペニ栓が膨れ始めて射精の準備が出来てしまっている。
熱く滾ったペニスの先端が濡れた穴に当たり、今すぐ奥まで欲しいと言わんばかりにチュッと吸い付く。
エリックの大きすぎるペニスが堪らないとばかりに侵ってきて、俺はその質量の凄さに悲鳴を上げ、背を仰け反らせる。
彼の逞しいペニスが最奥に到達した瞬間、俺のペニスは限界を迎えペニ栓は完全に瘤を作り、長い射精を体外で始めてしまった。
ダラダラとオスの蜜液を床に垂らしながら、立ちバックで逞しいオスのペニスを食むメスのような穴は、逝ったと同時にエリックのペニスを締め上げ、彼に射精を促した。
熱い迸りを感じ、彼が俺の中を汚しているのを実感する。
ただ、やっぱり彼のペニ栓が俺の胎内で膨れる事は無く、寂しさを感じる。
エリックは短い射精を終え、締まる穴の中で抽挿を再開する。
場所をベッドに変えてゴリゴリズルズルと硬く大きいペニスは、何度も俺の中で果てては同じ事を繰り返す。
楽な対位や気持ちの良い対位を見つけて、俺を翻弄する。
俺の筋肉質な腹も、彼のペニスと精液で膨れ、身体を揺らされる度にタプタプと音が聞こえる事に歓びを感じる。
日を跨ぎ朝を迎える頃になっても、エリックの動きは止まらず、俺は彼に揺さぶられるだけの存在になっていた。
時間的にもそろそろ終わりだろう最後の射精を待ち構えると、今までとは違う感覚を覚える。
彼のペニスの根元、俺の胎の肛門に近い場所に強い圧迫感が急激に増した。
エリックはいつのまにかラットしていて時間を自覚し、俺を離したくないと思ってくれたのだ。
胎に急激な重みを感じて、俺は絶頂する。
胎内でも絶頂を迎えたエリックの長い射精を感じて、俺は押し寄せる快感と幸福感に身を任せて気を失った。
穴が閉まらないかもしれない。
初めてαのラット交尾での長い射精を経験する事が出来た有馬宮榊さん、男性α独身、今まではビッチだけれど、これからはエリック限定の予定。
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