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第14話※R18 α女×Ω男
ふふっ、漸くよ、漸くこの日が来たわ。
私の諦めたはずのハッピーライフが望めるかもしれないわ。
久彬のオジサマも緊張した面持ちで一緒に向かっているわ。
エリックはどうしたのかしら?
なんだか緊張というより、気が重そうな顔をしているのね。
誰よりもフレッシュな欲望でギラついていたはずなのだけれど。
いいわ、そんな他人の事よりも私の事よ。
日榊君のフェロモンはどんな香りなのかしら。
彼の裸は逞しいのかしら。
私の童貞は貰ってくれるかしら。
出来れば、私との子供を3人くらい育んで欲しいわ。
ああ、夢が尽きないわ。
有馬宮家に到着し車を降りると、発情したΩの甘いフェロモンが風に乗って私の鼻腔をくすぐってくる。
こんな芳醇で華やいだ香りは初めてよ。
私はラットしてしまい、タイトスカートの前をいきりた勃ったイチモツがグイグイと押し上げ始める。
両サイドを見れば、オジサマもエリックも私と似たり寄ったりなイチモツ環境で、恥ずかしさは早々に消え失せていく。
私だけこの状態でなくて良かったわ。
それにしても本当に芳しくて、総てを持って行かれそうな薫りね。
いきり勃った股間を隠す事なく、有馬宮邸の日榊君の部屋へと案内を頼む。
近づけば近づく程、彼のフェロモンに脳が焼かれていき、タイトスカートにオスの蜜液が沁み出す。
彼の部屋のドアを開ければ、想像した以上に背の高いガッシリとした体格の日榊君が、ベッドで裸になりディルドで濡れた穴を突いては嬌声を上げていた。
エリックが忙しなく服を脱ぎ捨て、目の前のメスしか見えていないような空気を纏って、日榊君に飛びかかる。
ふと、一瞬、誰か知らないαの匂いがエリックからした様な気がするけれど、もうそんな事を気にしている余裕は私には無かった。
エリックは日榊君の濡れた穴からディルドを引き抜き、熱く焼ける杭のようなイチモツで一息に根元まで日榊君を串刺しにした。
エリックは一心に頸を見つめて腰を振りたくる。
嗚呼、やっぱり彼は私達を受け容れて快感まで拾える唯一のΩなのね。
私は感涙し、エリックの射精が終わるのを待てず、服もランジェリーをも脱ぎ去り、たわわに実る胸を日榊君の唇に含ませて、順番が来るまで快感を追う。
日榊君が更に興奮すれば良いと、感じて出るがままに甘く喘ぐ。
エリックが射精を終えたのに、また腰を振り始めたのを見て、オジサマと2人で日榊君から引き離したわ。
だって、私も早く彼と繋がりたいのよ。
オジサマが余裕のある振りして、レディファーストしてくれて、私もいよいよ脱童貞よ。
歳下のエリックに先を越されてしまったけれど、そこは仕方がないわ。
厳つく険しい目尻を快感に蕩けさせて、潤んだ瞳が本当に可愛らしいわ。
私は目尻にキスを贈り、彼の身体の割に小ぶりなイチモツに挨拶のキスをして、彼のイチモツよりも3倍以上長い、私のイチモツを濡れて欲しがる穴に飲み込ませる。
ああん、これが人の胎内なのっ!?
気持ち好くって、直ぐ射精ちゃうわ!!
優しく丁寧に抱こうと思っていたのに、私よりもずっと大きな身体に抱き着き、腰を大きくグラインドさせ、射精感が昇るに任せて腰を振る。
この子を孕ませたくて仕方がないの。
日榊君を独り占めしたいわ、頸噛んじゃおうかしら。
彼の頸を見つめて昏い欲望に身を任せたくなる。
しかし、彼の背が高すぎて頸まで口が届かない。
彼を独占することは出来ないのだと悟る。
エリックも、さっき頸を見つめていたわ。
エリックも届かなくて諦めたのね。
私は彼の背中にキスを贈り、彼の胎の中に人生で初めての種付けをした。
一目惚れのΩは独り占め出来ない相手のようです。最強の女豹、ウィンチェスター・撫子、女性α、処女。
脱童貞おめでとうございます。
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