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「ここは俺んち。住所言えない位、酔ってたから、うちに連れてきた。」
篠がニッコリ笑う。
「おま、お前なぁ!酔ってる奴、襲うの……駄目だろっ!!」
「…………ヒナが『帰りたくない。』って言ったんだよ。あれは『襲って。』と同じ。」
「同じ訳あるか!!」
「だって……普通、『帰りたくない。』って言われたら応えるのが男でしょ。
ヒナが可愛いのが悪い。だから仕方ないと思う。」
…………今、分かった。
コイツは駄目な奴だ。
日本語が通じない!!
「はぁ!?何が仕方ないんだ!この外道め!
俺はノーマルだ!女の子が好きなの!」
「でも、ヒナ……気持ち良さそうだったよ。
素質あると思う。」
「う、うっ!うるせー!そんな訳ねぇ!!」
後ろに突っ込まれたって事!?
それで気持ち良くなるなんて、ただの変態だろ!!
篠が俺の指にキスをした。
驚いて慌てて振り払う。
「や、やめろ!」
「もう一回試してみる?」
「………………な……何を?」
色気たっぷりの男の顔で迫られ、慌てて目を逸らす。
「セックス。」
いつも爽やかな顔してるくせに……!
そういう言葉言うなよ!
「するか!」
ドサッ!
景色が反転し、何が起きたのか分からず、パチパチと瞬きをした。
「………………思い出させてあげる。」
「え。は?な、何を……」
足の上に乗られ、身動きが取れなくなる。
「や……やめろよ。篠!目が!目が怖いぞ!」
「ごめん。怯えないで。興奮する……」
優しい顔してSかよ!!
「どけ!この変態っ!
俺に触……ん、んんッーー!」
無理矢理、唇を奪われてしまう。
「や……ん!ぅ、んん……!」
エロいディープキスをかまされて、気が付いたら、あっという間に全部脱がされてる。
嘘だろ。
ヤられる…………!
「や、やだ……」
「ヒナのココは嫌じゃないって。」
「アッ……!ば、バカ!どこ触ってんだ!!」
く、クソ!変な声出しちまった!
だって、人に触られた事なんてないから……
「…………勃ってる。」
「触れば勃つんだよ!
ただの生理現象……や……んぁッ!」
「可愛い声……」
「はな、離せ……あっ、アッ!や……
やだぁァァァ!!」
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