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「ヒナが好きなんだ。俺と付き合って。」 「…………えっ、と。お……俺……」 本当に俺の事? 「大事にする。」 「で、でも……俺……」 ガッ! 後頭部を引き寄せられる。 チュ…… 気を抜いてたら、舌が入ってきた。 奥を擦られ食べられるみたいなキス。 「…………ん、ッ。ふ……」 返事してないのに、なんでキスするんだよ! やめろってば…… 本気のキスに腰が砕けそうになる。 「また、そんな可愛い顔して……」 少し困ったように笑ってから抱きしめられた。 ………………どうしよう。 温かい………… 「お、お前……彼女、いたんじゃねーの?」 屋上での電話を思い出す。 「…………だいぶ前に別れたよ。 『重い。』って振られて………… ヒナ、もしかしたら嫉妬してるの?」 「へ……!?」 嫉妬…… 言われた言葉をじっくり考える。 カァ……頬が熱くなる。 「ち……違う!別に嫉妬なんかしてないし!」 慌てて否定するけど、篠は嬉しそうに笑って、また無理矢理キスされた。 「……ん……ッ……はぁ……」 「俺、嬉しい……」 キスがどんどん深くなる。 「ん、んっ……嫉妬……はぁ。 してな……や、ャ……んんッ!」 「照れてる顔、可愛い…………」 ふとズボンに手が伸びてくる。 「…………ぅ、アッ…… ば、馬鹿……触るな、ッ……はぁ……」 触られて一気に体が熱くなる。 「や……やだ……ア、あっ……あぅ……」  口の中をグチャグチャに犯され、前をやらしく触られて体が震えた。 「可愛い声出すの、反則……… ……………………ホテル行こう。ヒナ。 俺、我慢出来ない。」 「…………へ!?だ、だって…… あ、アッ……俺、まだ返事……してない…… それに……ん……仕事残ってるし……」 話しながら、ずっと触られて何がなんだか分からない。   「明日、手伝うから。俺、外で一度もヤッた事ないんだけど、今ならトイレでやれる気がする。」 「こ……怖い事、言うなっ!! い、意味わかんねーし!顔怖い……」 「…………怯えないで。 せっかく真面目に告白してたのに…… ヒナが可愛すぎるから、いけないんだよ。 …………ここでヤッてもいい?」 「ダメに決まってんだろ!!」

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