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26DAY
今日は朝から雨。
雲は厚く、昼なのに夜みたいに暗い。
「はぁ・・・よく降りますねぇ・・・」
「そのようだね」
ガルムさんは雨が嫌いらしく、朝から自室に篭って寝てる。
雨がやむまで起きないみたい。
アウルと2人きり。
ノイズのような雨音の中で。
「・・・ぁの、ずっと気になってた事があって・・・聞いても、いいですか?」
「なあに?」
僕が聞いていい事なのかとか、知る必要のない事かもしれないとか、色々考えちゃって聞けないでいたけど、今なら言えそう。
「アウルの目って、どおして見えなくなっちゃったんですか?」
「ああ、今まで聞いてくれなかったから、私に興味がないのかと心配してたんだ。聞いてもらえて嬉しいよ」
もっと早く聞けばよかった・・・!!
「ご、ごめんなさいっ、ほんとはずっと聞きたかったんですけどっ、僕なんかが聞いちゃだめかもって考えちゃってっ、それで・・・っ」
「大丈夫だよ、わかってるから」
アウルがいたずらっぽく笑った。
僕、また揶揄 われたのかな・・・。
「私の目が見えなくなったのは・・・」
少しの間をおいて、僕が知りたかった真実が語られる。
真相を聞いて、煩かったはずの雨音が遠のいていき、代わりにざわざわとした考えが頭の中を占領していくのを感じた。
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