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爆弾二号まで!!

変態ドエム野郎と平行線をたどる言い合いをしていると、ベンツに動きがあった。 運転席のドアが内側から開かれる。出てきたのは、ひょろりとした体格のサングラス男。俺に迫ってきてるドエムよりも更に高い。この世は高身長男子しかいないのか!低身長男子に救いを!俺より身長高い奴滅びろ!滅びの呪文行使するぞ!マジックポイントが足りないって出そうだけど! 「おーい。迎えに行くにしては遅くないー?もう待つの疲れたんだけどー」 「げっ!」 なんでこいつまでいるんだよ!今日は災難が続く。厄日じゃないか!欠伸をしながら伸びをする男に、俺は全力で嫌そうな顔をする。なんでこうも嫌な奴が揃うんだ!友達の桜井君の前で!神様に嫌われてるのか!? 「坊っちゃーん。早く帰りましょー帰って俺といちゃいちゃしましょー」 サングラスが日光を反射して眩しいんだよ。乱反射ビームか。俺を失明させようって魂胆か。頼むから太陽の方見ないでほしい。ほんとに乱反射してるから。ほんと乱反射ビームだから。 「だれがお前といちゃつくか虫唾がはしるわっぺっ!」 「うわー唾吐いた。坊っちゃんいけませんよー道路は綺麗に使わないと」 「あれですよ。吐いた唾をなめとれという暗黙の命令ですよ。なかなか滾りますね」 「いや俺そんな趣味ないんだけどなー……いやでも坊っちゃんのなら……いけるっ!」 「いけるっ!じゃねえよ!熟考したうえでなんでイエスなんだ!お前らみたいなむさくるしい親父にんなことさせるほど変態じゃねえんだよ俺は!俺は!」 片方だけでも厄介なのになんで両方とも集合してるんだよ!この爆弾どもめ!誘爆しろ!共倒れしろ!それで解決ハッピーエンドロールだ!むしろそれ以外に俺の幸せないから!おい!本気で唾どうにかしようとすんな! なんか恥ずかしい俺がくずみたいじゃねえか!かっこつけて吐くんじゃなかった!みんなは道路を綺麗に使おうね!

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