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サイズインフィニティ
「坊ちゃんっておっぱい何カップあるんですかー?」
「え?死ぬ?」
何言ってやがるんだこいつは急に。不意を突かれて何とも下品な単語が飛び出したが、脈絡なくそんなことを聞いてくる赤松が悪い。俺は悪くないはずだ。道徳的に俺とこいつの発言、どっちが危ないか存分に議論してもらおう。絶対俺が勝つ。
「聞き取れませんでしたー?ならもう一回言ってあげるーおっぱい何カップ?」
「あのなぁ俺は男だし、そもそも女だとしても……おっおおおおっぱいの大きさ聞くなんて非常識だぞ!破廉恥だぞ!」
「夢がないーそういうのは妄想でカバーするんですよー坊ちゃんのおっぱいどれぐらいなのかなー」
ええい!こいつとじゃ会話が成り立たん!誰か!誰か通訳を呼んでくれ!一番いい医者を頼む!
こいつ本気で一回海に沈めてきてやろうか。コンクリートなんて生ぬるい。全身縛り付けて生き埋めにしたい。山か海かぐらい選ばせてやろう。どうせそう言ったらそんなプレイ興味ないですけどーって言うから黙る。
「何ですかおっぱい談義ですか。私も混ぜてください」
背の高い赤松に見下ろされながら俺が不満を擽らせてると、部屋に誰かが入ってきた。
また面倒くせえ奴がいきいきと混じって来やがったよ!
赤松みたいな変態と一緒にいると息が詰まるので誰でも来てほしいとは思ったけど、なんで甲斐田なの?天は俺を見放したの?なぜ変態と変態を詰め込むの?俺をどこまで苦しめたら気が済むの?
手元にあったリモコンを甲斐田に投げつけてみると、避けることもせず顔面で受け止められる。「もう一度お願いできますか」鼻血垂らしながらリクエストされた。もう嫌だほんと。
てかその鼻血はリモコンの角が鼻にめり込んだとかで出たもんだよな?興奮したとかじゃないって信じてる。
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