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わしゃわしゃ
「男に可愛いとか言っても全くほめ言葉じゃねえからな!」
「でも坊ちゃんほんと可愛いんですよー。どうにかしたくなるぐらい可愛いんですー。どうにかして?」
「どうにもできんしせんわ!」
俺のせっかく十分もかけてセッティングしたヘアスタイルが台無しだ!責任とって腹きれコラ!ぷんぷんモードの俺は一味違うぜ!
叫ぶと赤松はやや困り顔をする。演技くさい。でも奥に潜んでいる楽しんでますぜ俺!という怪しい光は消えない。面白がられている。絶対楽しんでる!俺は真剣に怒ってるんだぞ!
「えー坊ちゃん気持ちよさそうにしてたのにー」
「猫扱いすんなよ!よさそうにもしてねえし」
「やせ我慢は体に悪いよー?諦めて素直に気持ちいいって言ってみなよー」
「喘がないとだめなの!?普通に言ったらだめなの!?言わないけど!」
「ちょっと顎撫でてみてもいいー?はいごろんごろーん」
「猫でもねえから!あっ……ちょっと気持ちいい……って言うか馬鹿!」
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