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もっと直接的な刺激を与えたくて、彼の乳首に手を伸ばす。先端に優しく触れると、セシルの体はビクッと震え、控えめな声を漏らす。
「あっ、ふ、んっ……んぅ」
男型ヒューマノイドのため、どれほど乳首で感じるか定かではなかったが、思った以上の反応を返すセシルが、より一層愛おしく思える。
胸への刺激は止めずに彼を眺める。
「はあ、はっ、んう、あっ、ごしゅじんさまっ」
頬を上気させ、涙を溜めた瞳で私を見上げるセシルは酷く蠱惑的だ。そのまま彼の服を手荒に脱がせた。難なく下着姿にされたセシルは、羞恥に頬をそめ、視線を反らしていた。
先程からいじめられていた胸の尖りはぷっくりと赤く色づき、視線を引きつけて離さなかった。そこに唇を寄せ、吸い上げる。
「はぁあっ、んうぅう」
「どう?セシル」
切なげな声を上げるセシルに問いかける。
「んあっ、う、はあっ、なん、か、腰のとこ、っが、あっ、ぞくぞく、しますっ、ああっ」
ビクビクと胸を突き出すように震えるセシルは、喘ぎを漏らしながらも、素直に答えた。
「それを気持ちいいって言うんだよ」
今の言葉を聞き、セシルは初めて性的快感に出会った少年のように無垢なんだ、と実感する。何も知らないこの少年に、気持ちいいという感覚を自分の手で教えてやりたい。もう要らないと泣かれても、ちゃんと染み付いて体が覚えるまで、何度でも。
ハアハアと呼吸を乱しているセシルの下着を脱がせる。下着に手をかけた時に若干身じろいだが、大きな抵抗は無かった。彼の膝を掴んで開脚させ、まじまじとそこを見つめた。小ぶりで可愛らしいペニスが立ち上がり、すでに先端に涙を浮かべていた。
「うぅ……、ご主人様ぁ……恥ずかしいです。もう、あんまり見ないでください……」
全てを晒すような恥ずかしい格好にされたセシルは、両手で顔を隠して悶えていた。
そんな彼の様子に一層性欲を煽られ、目の前のそれに手を伸ばす。くにくにと優しく弄ったが、快感を始めて受け入れるこの体は、それだけでも強い刺激になるのだろう。セシルは絶え間無く声を漏らした。
「ああぁあ、だめです、ご主人様っ、そこ、だめっ、んんっあ」
「だめ? どうして?」
先を促すように、先端を親指で円を描くように強く擦る。
「ああああっ、だ、って、ああっ、んんぅ、ぞくぞくするっ、ふああ」
「それは気持ちいいって言うんだったよね? ほら、言ってみて」
ゆっくりと上下に擦り上げるような動きを加える。
「うあっ、やああっ、はあ、あっ」
「ほら」
なかなか言わない彼を急かすように手の動きを速めた。
「はあああっ、あっ、きもち、ですっ、あぁっ、ご主人様っ、気持ちいいっ、んんう、あああぁ」
くちゅくちゅと鳴る音に合わせ、腰を震わせるセシルは絶頂に近づいているのだろう。
「ふぁああっ、ああっ、ごしゅじ、さまっ、気持ちいぃっ、あっ、ああっ、なんか、くるっ、ご主人様、だめっ、くる、くるっ……っ」
セシルの体に不自然な力が入り、全身へと伝わっていく。そのまま扱き続けると、がくっと力が抜け、大きな声が上がる。
「あっ、……ああぁぁああっああ」
腰を浮かせ、膝をブルブルと震わせる彼は、初めての絶頂を迎えた。声を抑えるように口を手で覆っていたが、初めて感じる絶頂感は余程強烈なものだったのだろう、全身を震わせる彼に、その手は役割を果たしていなかった。
「イっちゃったね、セシル」
はっはっ、と浅い呼吸を繰り返すセシルは、朦朧としているようで、返事はなかった。
ぼんやりとしている彼の口に、キスを落とし、彼の瞳を覗き込むようにして尋ねる。
「今のがイクっていう感覚。気持ちいいだろ?」
「はい……気持ちよかったです、ご主人様……」
未だ意識が覚醒していないのか、ふにゃふにゃとした口調でセシルは答えた。こんなのはまだ序の口。もっともっと深い悦楽を彼に与えたい。
「今からもっと気持ちよくしてやる」
セシルの足を掴み、その膝が彼の肩のあたりに来るように押し付けた。この体勢では、ペニスのみならず、アナルまでもが丸見えになる。それに強い羞恥を覚えたのだろう。我に帰ったセシルは叫んだ。
「ご、ご主人様! だめです!」
彼は両手を伸ばして恥ずかしい場所を隠そうとしたが、私は自分のネクタイを解き、その手を彼の頭上にまとめ上げた。
「セシル、主人に反抗するのは、悪い子のすることだ。悪い子にはお仕置きが必要だな?」
もちろん本気で怒った訳ではない。お仕置きという名目で、彼を好き勝手にする権利を得たのだ。
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