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近くにあったタオルやベルトを使い、セシルの足を開いた状態で固定し、先程まとめた手もヘッドボードに固定した。身動きが取れなくなったセシルは、微かな恐怖感を映し出した瞳を晒す。
「あの……ご主人様。これって……」
「お仕置きだよ。セシルには私に逆らってはいけないということを知ってもらわないとね。あと、触られることが気持ちいいんだって言うことをもっとこの体に教えるための、訓練でもあるかな」
「訓練……」
セシルは不思議そうにその言葉を繰り返した。
「そう、訓練。この体は、何度も触れられることで、もっともっと感じるようになっていくんだ。だから、訓練。セシルがいっぱい気持ちよくなれるようにするための訓練だ」
セシルの美しい顔が、激しい快楽に歪む様を想像すると、震えるような歓喜を感じた。先程は手で隠されていたが、手足の自由を奪った今は、思う存分それを堪能できる。
セシルのペニスを軽く扱くと、すぐに立ち上がり、ぬるぬるとした液体が染み出してきた。それを舐めとるように先端に舌を這わせる。
「ああっ、ふっ、ああぁっ、ダメです、ご主人様っ、はっ」
敏感になった先端をぬるぬると舐められて、セシルはたまらず腰を揺らした。
「セシル、これは教育だよ。私に、ダメだとかいやだとか言うのは、あまり好ましくない。そういう時は気持ちいいと言いなさい」
完全に起立した先端を強く吸い上げる。
「あああああっ、はいっ、はいっ、わかりましたっ、ごしゅじ、さまああっ」
ビクッ、ビクッと全身を揺らして、セシルは再び達した。ごくりと彼の吐き出したモノを飲み込み、付け加える。
「それともう一つ、イク時は必ず私に言いなさい。勝手にイクのはマナー違反だ」
体を震わせながら、コクコクと頷くセシルのものを再び握る。イったばかりのそこに触れられたセシルは思わず、といった風に「いまはダメですっ」と声を上げてしまう。
「ダメ?」
「あっ、ごめんなさいっ、ちがくてっ、あっ、あああああっ、あっ、やああああぁああっ」
お仕置きだ、と何度も先端を強く擦り上げると、拘束された身体を大きくくねらせて、彼はまた達した。
「あれ、イっちゃった? イクって聞こえなかったなあ」
わざとらしく訊ねてみると、連続で達した余韻に震えるセシルは、おぼつかない口調で、「ごめっなさい、ご主人様っ……」と、涙目になりながらも、素直に謝罪した。
「勝手にイっちゃう悪い子には、これをつけてもらいます」
セシルのペニスの根元を、紐で縛った。自分の局部を見下ろして戸惑ったように、彼は言う。
「え、ご主人様……これ……」
「これで、私の許可なしではイけなくなったな」
セシルの射精を管理できることに満足し、うっすらと笑みが溢れるのを感じた。そのまま次は、彼の後ろに触れる。恋人タイプのヒューマノイドだからだろうか、そこはすでにヌルヌルと女性のように濡れていて、物欲しそうにヒクついていた。
「あ、んあっ、ご主人様さまっ……」
艶やかで甘みを含んだ、明らかに快感を得ているセシルの声を聞いて、ゆっくりと指を一本埋め込んだ。
「んんんうううぅっ、はあっ、あっ、あああぁ」
きゅうっと指を締め付けるセシルの体内を探るように指を動かすと、ある一点をかすめた時に、セシルの腰がビクッと動いた。それを確かめるように指先でそこを擦り付ける。
「ああああああっ、あっ、そこっ、なんか、へん、ごしゅじんさまっ、あああっぁ」
そこを擦るたびに、セシルは大きな嬌声をあげた。
「ここがセシルのいいところか」
「ふあああっ、あああっ、そこ、もう、やっ、ふあああああっ」
「セシル、“いや”は禁止だったよな? 悪い子だ」
指を増やして、ぷっくりと膨れたセシルの前立腺を激しく擦り上げる。
「んううううっ、ああっ、ああああっ、きもちっ、きもちいですっ、ふああああっ、いく、いっちゃいます、ご主人様っ、あっ、ああぁぁあああぁっ」
セシルは、ビクビクと震えて背を仰け反らせると、白い喉を見せて達した。
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