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ヘイデンは額にキスを落とすと、僕の下着ごと服を脱がせた。 「セシル、偉いよ。ちゃんと我慢したじゃないか。ちゃんと乳首だけでイけたね」 丸見えになったそこは、確かに立ち上がったままだった。てっきりまたお仕置きされてしまうと思っていたので内心でホッと息をついたが、心のどこかでは残念な気がした。あの気が狂いそうになる快感が、少し恋しかった。そんな劣情を感じ取ったのか、ヘイデンはつぷりと後孔に指を入れる。 「んうっ、あっ、はあっ」 先ほど散々弄られて、敏感になっていたそこは、すぐに甘い刺激を受け入れ始めた。気持ちいい場所に指を当て、グイグイと押し込む様に刺激される。 「はあああっ、あっ、んんっ、ご主人様、きもちいですっ、あああっ……」 甘美な快感に体が蕩けていく。 「あああああっ、ごしゅじんさまっ、それ、それ、っ、はっ……ああああっ、きもち、いいっ、あああっ」 ヘイデンの肩に後頭部を押しつける様にして仰け反る。もう限界だ。 「ふああああっ、あああもう、もっ、いくっ、ああああっ、また、いっ、ちゃうぅうう、ごしゅじ、さまっ」 「だめだ、セシル。もう少し我慢しなさい。イクなら出さずにだ。ほら、もう一度出さずにイってごらん」 「んううっ、はっ、ああぁあっ、もっ……いくっ」 精液が出ないように、自分のものの根元を強く握る。自身の手に塞きとめられ、出口を失っても、体は震え、二度目の絶頂へと向かった。 「あっ、ああぁぁああっ……」 力が抜けた身体を、ヘイデンが抱きしめてくれる。 「ちゃんと私の言いつけを守れて、いい子だね、セシル」 ヘイデンは労わるように優しく体を撫で、顔中にキスを落としてくれる。じんわりと温かいものが胸に広がった気がした。……ご主人様に褒められると、嬉しい。 自分のものを握っていた手を優しく解かれ、スラックスの上からヘイデンの熱くなったものに押し当てられた。 「ここ、セシルの口でしてくれる?」 優しく訊ねられて、恥ずかしくなった。僕ばっかり気持ちよくなってたら、ダメだよね。そう思って頷いた。 ソファに直接腰掛ける状態になった目の前にヘイデンは反り勃ったものを突き出した。 ……なんか、すごい。僕のと比べるとすごく大きい……口でってことは、さっきしてもらったみたいにすればいいんだよね…… 初めての口淫に、色々と考えを巡らせながら、ヘイデンのそこに手を伸ばす。初めて感じるずっしりとした他人の熱に、顔が熱くなるのを感じたが、ヘイデンの視線から逃れる様に目を伏せ、それに舌を這わせた。 下から上に、ゆっくりと舐め上げると、動きを合わせるように、それはググッと反り上がった。別の生き物の様に反応を示すそこが面白くて、色々と舌を動かしてヘイデンを刺激する。先端に、舌でにゅるにゅると円を描いたりしていると、ヘイデンの手が髪を優しく梳いた。 「セシル、咥えてみて」 ヘイデンの言葉に従い、口に含んだ。歯を立てない様に。ご主人様に気持ちよくなってもらえる様に。そう考えながら、頭を動かし、唇で擦るように刺激する。 「……っ、はっ、……セシル、上手だ」 そう切羽詰まった様に言うヘイデンは、僕の頭を軽く抑えて、腰を緩く動かし始めた。先程まで僕が主導権を握っていたものの、すぐにそれは逆転してしまう。口の中を擦るように動かれると、なんだか僕も気持ちいい。 「んむっ、んっ、んんんっ」 次第に激しくなる腰の動きに、息苦しさを感じながらも、ヘイデンのペニスが口の中を動くたび、背筋に甘い痺れが走った。 余裕のない表情で、視線を合わせてきたヘイデンは、僕の髪に優しく手を差し入れる。 「セシル、イクぞ……」 そう言ってセシルの喉に先端を押し込む様にして、ヘイデンは欲望を放った。口内でびくびくと震えるものから勢いよく飛び出した精液をごくりと飲み干した。 「……っ、セシル、頑張ったな。気持ちよかった」 そう微笑みながら言われると、僕も満足だ。気持ちよくなってもらえてよかった。ヘイデンを見上げて緩く微笑むと、彼は床に膝をつき、僕の足の間に顔を寄せる。 「えっ、ご主人様っ」 先ほど出せずに、立ち上がったままだったそこが、ヘイデンに間近で見られている。そう考えると急激に恥ずかしくなり、足を閉じようとしたが、強い力で押さえつけられる。 ヘイデンは僕のものを躊躇いなく口に含むと、すぐにじゅぶじゅぶと音を立てて刺激し初めた。はしたない音と視覚に強く羞恥を感じたが、だんだんと膨らんで行く快感に、やがてそれすら気にならなくなった。 「あああっ、きもちっ、きもちいいです、ああっ、ん……ふあぁあっ」 あまりの強い刺激に、閉じようとしてしまう足は、がっしりと押さえられている。何度も出さずに我慢していたそこは、すぐに限界を迎えた。 「あああっ、ご主人様っ、イく……っ、いくっ、あああぁぁああっ」 ビクビクっと腰を震わせ、待ち望んでいた開放感を感じながらソファに深く体を預けた。

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