翌朝、由里が目を覚ますと… 「おはよう、よく寝てたね、やっぱり疲れてたんだね…」 「あ、お…はよう、ございます…」 目を擦りながら… まだ寝ぼけた感じの由里だったが… 不意に自分がおかれている状況に気付き、飛び起きる。 ここは、家じゃない… 「痛っ！」 とたん、おしりに痛みが… 「大丈夫？まだ痛む？」 顔を覗き込む影… はっとして見ると… 「こ、コウヤ…せんぱい」 優しく微笑む、昨日のカッコいい青年…コウヤ。