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別別 4 内田side R18

ヴヴヴ… ひと仕事終え、真っ先に向かったのは愛おしい恋人が待っている小さな部屋。 プロポーズを受け入れてくれたのだからもう恋人ではなく配偶者だろうか、いや、日本の法律ではまだ和は結婚できない。そもそも同性の結婚は認められてなかったっけ。 まあ、そんなことは関係ない。和が俺のモノである事には変わりないのだから。 ヴ───ッ 扉を開ける前から聴こえてくるランダムにかわる無機質な音。やっと手に入れた、現実味が湧いてくる。自然と口角が上がるのが自分でもわかった。ゆっくりと扉を開け、鉄格子の中で拘束されている姿を目に映す。 「あーあ。」 想像していたものとは違い、和は意識を失い、ぐったりとしていた。残念と思う反面、意識を失ってもなお、バイブに攻められている姿をみて、自身が疼く。 「たくさん出したんだね。」 萎えきったソレの周りには、白くて濃いものから、ほぼ透明のものまでが垂れ落ちていた。カチリとバイブの電源を落とし、それを引き抜くと間髪入れずに膨れ上がった自身を埋め込む。 グププ… 「はぁっ、ゆるいな…。」 長時間バイブを入れられていたせいで、くぱぁっと開いた後孔、大量の白濁液、それらは内田の発情したモノを容易く受け入れた。 グヂュ、グヂュッ 「はっ、ハァッ、、」 いくらゆるいとは言え、まとわりつくような肉壁の熱、拘束され、自分の支配下に置かれている和の姿を見ると射精せずにはいられなかった。 もう、でる…。 そう思った瞬間、ギュッときつく和のナカが締まった。 パッと顔を見るが、相変わらず和は意識を失ったまま。だとすれば…。 「フッ…ハハハッ!」 勝った──。計算通りだ。 無意識に後孔が反応しているということは、和のカラダはもう内田のものになったといっても過言ではない。内田は和を自分のものにする計画を以前から緻密に立てていた。まずは身体だけでも自分のモノにする。元々、和の初体験の相手でもあり、和を開発した相手でもある内田にとって、それは簡単な事だと推測していた。思った以上にそれが早く実現し、高笑いが止まらない。和は自分が思っていたより、菅井浩にはのめり込んでいなかったのか…?そんな自信が湧いてくる。 身体の次は… 「心だ。」 和の精神的に弱い部分を知っている。和がその弱さを埋める為に性行為に依存することも───。 つまり身体さえ奪えば、比例的に心も墜ちると内田は考えていたのだ。徐々に壊れて、早く、すべて、 「俺のモノになれ。」 グヂュッ 最奥を突いたところで、内田は欲を発射した。 それと同時に和のモノからも新しい白濁液が漏れていた───。

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