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2-18 大人あるある
結局手を離せないまま袖野のマンションまで来てしまい、
そのまま部屋に上がり込んでしまって、
そのままベッドに倒れこんでしまって
ミナミは少し顔が見れればいいなくらいにしか身構えていなかったため
予期していなかった出来事に身体が硬直していた。
やばい。風呂に入ってくればよかった。と後悔していたが彼は
「はあ疲れた。しんど」
と一言呟くと、
何をしてくるでもなくミナミの胸に潜り込んでそのまま目を閉じてしまった。
1分もしないうちにすやすやと寝息を立てる
彼にミナミは、あれええ...、と呟いたのだった。
「......ほくとさん、疲れてたんすね..」
そう言っては胸の中にある彼の頭を撫でてやった。
そんな彼にまた気を使わせてしまったのかもしれない。
ごめんなさいほくとさん。
心の中で謝りながらも額に口付けた。
でもなんだかこうしていると、甘えてくれているようで嬉しく思ってしまうし
彼の無防備な寝顔を見つめると自然と頬が緩んでしまう。
「....えへへ...かわいい」
また彼の好きな所を見つけてしまって
ミナミは勝手に幸せになっていたのだった。
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