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2-29 歯車的調教
数分後、
ドアを開け放ち
こちらに侵入する事も出来ずにいるスタッフ達の前に縛られた状態の彼女を転がした。
「これがこの雌豚の本性ですよ皆さん。」
袖野がにっこりと微笑むとその場にいた全員が固まっている。
トイレの床に転がされたゆりえを足先でひっくり返す。
彼女は泣きながらも頬を染め、幸福そうに笑って居た。
「何かいう事は?」
「わ、わたしは雌豚です...、雌豚は人間様の奴隷です..」
「人間様の言うことはちゃんときくんよね?」
「ききますっ命令されたいです」
「よしよしええ子やね。誰にでも尻尾振る雌豚の分際で
次僕の手を煩わせたらどうなるかわかってるんやろな?」
「ごめんなさい!いい子にします皆さんのいうことを聞いていい子にしてますうう」
袖野に縄を引っ張られるとゆりえは泣きながら足元で這いずり回った。
目の前で繰り広げられるプレイにスタッフ達の顔面は蒼白であった。
「ほらちゃんとみなさんに尻尾振りなさい」
「あ、あ、ごめんなさい皆さん、ゆりえ、ちゃんということ聞きますごめんなさい」
「違うでしょ?教えたでしょ、ちゃんとその身にさぁ…」
「うぁ…ごめんなさいごめんなさい!すぐやりますうう」
ゆりえは袖野に蹴られ変な声で鳴いた後、ぐしぐしと両手で涙を拭い
先ほどまでの姿は嘘のようなキリッとした面持ちで立ち上がった。
袖野はスタッフ達に近付き彼女に繋がった縄をその中の1人にもたせた。
「はい。あとよろしく」
ぽん、と肩を叩き袖野は颯爽とその場を後にした。
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