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いい眺め

 キスをしたり体を弄ってみたり、大智が少しでも萎えてしまわないように祐樹はイヤらしく大智を弄る。大智にとってアナルセックスなんて初めてのことだし、いくらチョロいと言っても我にかえって拒否されてしまう可能性だってある。幸いディルドを挿入されてもなお勃起したままで気持ちよさそうにしていたので、祐樹は心の中で「大丈夫、もっとイケる……」と呟きながら、勃ち上がっている大智のそこへ口付けた。 「うっそ、マジで? ……あっ、やべ…… 祐樹それ……気持ちいい……」  大智は「朱理よりフェラが上手い」と祐樹を褒めた。せっかくのいい気分なのに大智のその一言で一気に冷める。こんな時に彼女と俺を比べんなと内心イラつきながら、それを抑えて祐樹は口淫を続けた。 「ねえ……俺、それでイっちゃいそう……祐樹……あっ……あん……あっ……あっ、尻のも……ああ……」  大智は祐樹に攻め立てられ今にもイきそうになりながらも、尻に挿入されたままのディルドも気になるようでしきりに腰をクネクネと動かしている。 「ダメだよ……まだイっちゃ、でもこれは取ってあげるね……」  祐樹は口淫をやめ、大智に刺さったそれをゆっくりと引き抜いた。大智はなんとも言えない声を発し、堪らないのか祐樹にぎゅっとしがみついた。いちいち可愛いな、と愛おしさが倍増し、祐樹はそんな大智に「頑張ったね」と優しく囁く。すっかり祐樹の言いなりな大智は、褒められて嬉しかったのか「えへへ」と嬉しそうに笑った。 「じゃあそろそろこっちも入れるよ……」  なるべく優しく、怖がられないように……ここまで来て逸る気持ちをぐっと堪えて祐樹は大智の両足を掴み押し広げる。腰の下に丸めたバスタオルを素早く突っ込み、大智の後孔に自身を当てがった。ここまでくればもう大丈夫。何度も何度も妄想の中で大智を抱いた。大智がボーッとしている間にコイツを突っ込んでやるんだ……  不意に大智が何かを言おうと口を開く。祐樹はすかさずその口を塞ぐようにキスをした。今更「嫌だ」なんて言わせない。キスをしながら半ば強引に祐樹は大智に挿入した。 「ううっ……あっ!……ああ……あっ!」  嬌声とも呻き声ともとれる大智の喘ぎに祐樹は興奮しきりで夢中で快楽を貪った。  やっと、やっと大智を抱くことができた。目の前で自身の律動で艶っぽく目を潤ませて喘いでいる大智の姿に酷く興奮する。 「大智……いいよ、凄く気持ちいい……大智……いい? 痛い? 大丈夫?」  一応は気遣うものの「痛い、待って」という大智の言葉は無視をする。すっかり萎えてしまった大智のそこに手を添えて緩々と扱いてやると、少しは気が紛れたのか僅かに気持ちの良さそうな嬌声に変わっていった。 「ああ……祐樹、あっ……ああ……うっ、んっ、んん……んあっ! あっ! あ……ああ……ひぃ……んっ」  大智の中は堪らなく気持ちが良かった。グチュっという擦れ合う卑猥な音と大智の嗚咽が耳に纏わりついてくる。膝を持ち、挿入している様がよく見えるよう脚を広げる。祐樹が激しく突く度に顎を上げ、恥ずかしいのか顔を手で覆うように隠しながら嗚咽を漏らし、されるがまま揺さぶられている大智の姿に「いい眺めだ」と祐樹は笑った。

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