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第16話

行為そのものを拒んでいるわけでもないのは分かりきってはいたが、深雪の火照る身体を持て余しての一晩切りの相手を探している様子でもない。「毎晩違った男に抱かれたくて仕方がなくて疼いてしまっている」身体なら、当然深雪の悦楽を最優先しそうだ。  先ほどよりも硬くなった野苺を指でそれぞれ挟んで、果肉を搾るように動かした。 「んっ……い……い」  紅色の唇から薔薇色を思わせる極上の喘ぎ声を零す。 「熟しきった野苺をもっと摘まんで貰いたいとは思わないのか?シルク越しにもコリコリしていて、好きなのだろう?ココ。それとも後ろは緩くて見せたくないとか?」  こんなに高貴な美しさを持つ深雪、しかもこの豪奢極まりない屋敷に迎え入れられた男は皆が深雪のことを褒め称えていたことは想像に難くない。  そうなら、晶は逆に深雪を貶める言葉を口にした方が新鮮なのではないかと思ってしまう。  深雪の下半身は胸の野苺の刺激のせいか、半分程度育ってシルクを押し上げている。その眺めもとても神聖なものを犯している実感を伴う。 「ん……好きだけど……。貴方の……好きなように……してくれたら……構わない。緩いか……どうかは……貴方が……判断して」  胸の野苺を捻る度に、綺麗な眉を寄せて薔薇色のため息を零している。  深雪の立場だったら好き勝手に振る舞うのは簡単だ。この貴族的な美貌としなやかな肌で形成された完璧なスタイルを誇る肢体の持ち主だ。店で聞いたように10万や20万で買う人間がいても全く不思議ではない。それも毎日のように客がつくだろう。「違った男」に抱かれたいというのなら、声を掛けて来る男を選別すればいいだけの話だ。ただ、「売る」側だと奉仕しなければならないので、それが嫌なのかと初対面の時は思った。深雪の欲望のままに振る舞うのが好みなのかと。それならばある程度の納得は行くのだが、深雪は晶の思いを尊重してくれている感じだ。  それだったらどうして屋敷に招くというリスクを冒してまでこんな行為をするのだろう。 「分かった。じゃあ、指はそのままでゆっくりと背中を向けて」  深雪がターンしやすいように一歩離れた。胸の可憐な野苺が先ほどよりも大きくなって純白のシルクを押し上げている。シルクがまるで練乳のようなコクのある照りを放ってとても綺麗だった。それに中途半端に育った深雪自身も。

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