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第20話

 毎晩違った男に開いている深雪の肢体の中は、そんな事情を知らされていなければ充分初々しいキツさを感じる。深雪の指が晶の先端部分をしなやかに擦るのもとても新鮮な刺激だった。 「深雪の中……指のせいかも知れないけど、いや、そうじゃないな……、悦んで締め付けてくる。指でも感じるだろ?深雪のキツさと熱さをさ」  淫らに上気した堕天使の顔とはきっとこういう表情なのだろう。顰めた細い眉も色香を添える働きしか果たしていない。 「んっ……熱くて……そして身体の中が……うねっているのを……感じるっ……。ああっ……僕の奥まで挿って」  淫らな結合音が豪奢な部屋に響く。二人の濡れた素肌が奏でる音と相俟ってとても扇情的だった。 「深雪の中、魔性とか言われたコト、有るだろう?すっごく良い」  大きく突き上げる動きではなく、中をこね回す動きで蹂躙したくなる淫らに練れた極上の内部の持ち主だ。それに深雪の指が挿っているのも情事にアクセントを添えてくれる。 「それは……言われたことがある……。ずっと挿れっぱなしにしたい身体だとか……。んっ……晶のも……とても……い……いっ」  確かにこの淫らな収縮を繰り返す深雪の中はハマる。しかも天使の顔と肢体の持ち主が男の腕の中で堕天使に変わるのだから。 「で、そいつにはずっと嵌めさせたの……か?」  奥処で遊ばせていた晶の欲望の熱い象徴をいったん、ギリギリまで引き抜いた。晶のモノを深雪の指で愛撫される。 「ああ、僕は……条件さえ……守って……くれればっ……断る……理由が……ないっ……からっ。一晩中……ずっと……。  晶のもっ……中にっ……。早く……満たして……欲しいっ」  純白のシルクに包まれた肌が汗の雫に濡れて透けている。腹部に当たった深雪の欲望もしとどに濡れている。胸の野苺が可憐で淫らな紅さに凝っている。  両の野苺を指で強く摘まんだ。 「ん……ん」  しなやかに撓む上半身もとても魅惑的だ。そして密着させた下半身からは深雪が感じている証の淫らな水音が身じろぎの度に部屋に湿った音を奏でている。  腰に回された足が強さを増した。 「やるよ……好きなだけ味わえばいい」  思い切り大きな弧を描いて深雪の中を蹂躙する。 「ん……い……いっ……。晶の硬くて…大きなモノ……とてもっ……感じるっ」

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