そうやって曲を作ってる間に kororiさんからmixを教えてもらったり コラボの話がいくつか舞い込んできたり 提供する用の曲を書いたりと 忙しい日々を送っていた。 sakuさんとnyaoとは、 また何か曲を作りたいねーと話していた。 学校が終わると部屋に直行して ご飯とお風呂以外の時間は作業の時間にあてた。 寝るギリギリまで作業をして 倒れるように寝てまた学校へ行く。 ただ、水面下ではたくさん活動をしているが 形として動画を上げることが出来ず 俺は悶々としていた。 ｢放送してみたら？｣ nyaoからボミメが来る。 vommitのアプリ内では 作業配信、解説配信、雑談配信から選択して 放送することが出来るが 俺は一度もした事がないし、 する日が来るとも思ってなかった。 この調子だと 来月までオリジナル曲をあげることが出来なさそうだ。 つまり、それまでファンの方に対して 何もしてあげられないという事で。 そっか、放送ってこういう時のためにするのか。 ｢雑談放送？俺一人で30分話せる自信ないよ｣ ｢じゃあさ、僕と放送しない？ 二人なら30分いけるでしょ？｣ 確かに、nyaoとなら話も続くだろうし 一人でするよりは安心だ。 今週末会う約束を取り付け、 俺はまた作業の続きに取りかかった。