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第2話

僕は急いで家に帰りベッドに飛び込んだ。 「は?兄さんどうしたのこんな夜中に…」 「信じられない」 「ちょっと落ち着いてよ。どうしたの?」 僕の方を心配そうに覗きこんだのは義理の弟のニィーベだった。 ニィーベは孤児で、元々このブランカ家に養子に来ることが決まっていたのだが僕が急にこの家に来ることとなり兄弟となった。 「身体震えてるよ…しかもなんか汚れてるし!何があったの!」 「ニィーベ」 俺は恐ろしさから身体がガタガタと震えてしまっていた。 僕はニィーベにぎゅうと抱き付くと、頭をポンポンと撫でられる。 「何があったのか分からないけど、大丈夫。俺がついてるから」 「うん」 「ほら、まず身体を拭いてあげるから!」 どちらが兄か分からないが、ニィーベはぼんやりした僕よりもしっかりものなのだ。 すぐに今日の夜番のメイドを探して湯浴びの準備をさせにいった。 「ちょっ!ニィーベ!」 「何乳首立たせてるの?怖かったからかな?もしかして期待してた?」 部屋の扉がコンコンと鳴らされたので、汚れた服を脱いで二人でバスルームにやって来た。 身体を清めようと先に水桶で布を濡らし、身体を拭いているとニィーベが後ろ近付いてきて胸を揉んでくる。 「兄さん乳首好きだよね。こんな乳首じゃ結婚できないよね」 「ちょっと…ニィーベやめて」 「下も反応しちゃった?」 ニィーベが僕の乳首を摘まんで指の腹で転がしてくる。 胸を弄られているのを見下ろすと、確かに指摘されたとおり僕の下半身は少し反応していて恥ずかしくなる。 「あー。兄さんお尻の方が好きだから結婚は無理だったね」 「こら、ニィーベ!いい加減に…ひっ!」 「今更純情ぶったって駄目だよ。兄さんのお尻は俺のペニスを飲み込むの大好きな淫乱じゃない」 8つ年下のニィーベと身体の関係を持ったのは3年ほど前の事だ。 寝込みを襲われ、いい年をして性的な事に疎かった僕はニィーベのくれる刺激に直ぐに虜となった。 兄のコルテスが綺麗な人だったせいなのか女性には興味が持てなかった。 ニィーベに襲われ手込めにされてはじめて僕は女性よりも男の方が好きだったんだと気が付いた。 「んっ、あっ、やぁ」 「嫌じゃないでしょ?指おいしい?」 いつの間にか洗面台に置かれていた香油を指に絡ませ、ニィーベの指が後ろの孔に忍び込んできていた。 ぐにゅぐにゅと指を動かされると、ニィーベに慣らされた身体は素直に指を奥に引き込もうとしていた。 僕は先程の事など忘れ、ニィーベの指に翻弄されてしまう。 「あっ、首に跡残さないでっ」 「兄さん跡つけてあげると、きゅっとしまるんだもん」 「やっ、可愛い子ぶってもだ、め!やっ、やぁ!」 本格的にズボンを下ろされニィーベのものが入ってくる。 腰を捕まれたかと思うと一気に奥まで届いてしまった。 ニィーベの太股が僕のお尻にぶつかった瞬間、僕の目の前にパチパチと火花が散った様に見える。 「ふふふ。そんなに慣らしてないのに、兄さんの中柔らかくてぎゅうぎゅう俺を締め付けてる」 「あっ、やだっ。んんぅ」 また乳首を摘ままれたかと思うと、後ろから顎を捕らえられキスされる。 ニィーベの腰がゆっくり動き出すとお腹の底がきゅんきゅんとして、身体が勝手にニィーベを求めてしまっていた。 ぱちゅんぱちゅんとバスルームに肌のぶつかる音がする。 「兄さん…」 「やっ、あぁ」 膣に出されると思っていたら、腰に温かいものを感じた。 ニィーベったらいつもは我が物顔で中に出しちゃうのに、今日は外に出してくれたようだ。 「さぁ、ベッドに戻ろう」 「う、うん」 どうも怯えていた僕を気遣ってくれてたみたいで、腰に出されたのもを拭き取られるとバスタブに浸けられた。 暖かいお湯に身体の力が抜けてほぅっと息が漏れる。 身体が温まったところで立ち上がると、ニィーベによってバスローブを羽織らさせられる。 やっぱり義理でも兄弟はいいものだなって思ってたのに。 「あっ、あぅ…ぐにゅぐにゅやめっ…」 「にいふぁんのなふぁあふふへ、ふいふいへふるほ(兄さんの中熱くて、吸い付いてくるよ)」 「あっ、喋るなぁ!」 ベッドに戻ってきたなり、ベッドへうつ伏せにさせられ後ろの孔を舌で弄ばれる。 舌をくぷくぷと出し入れされる度に背中が跳ねる。 「いつもみたいにミルク絞ってあげるよ」 「あっ、つよいぃ、やさしく、優しくしてぇ!」 「えー?兄さん酷くされるの好きじゃん」 夏の保養地の牧場で見た牛の乳絞りの要領でペニスしごかれてしまって枕を抱きしめなんとか刺激に耐える。 ニィーベは牛の乳絞りがいたく気に入ったらしく、よく保養地近くの牧場に行っていたとぼんやり頭の隅で思い出す。 しかし僕の頭は下半身のしげきでいっぱいですぐにそんなことは快楽の前に消え去る。 「あっ、イクッ!あぁ、イッちゃう!いっ!!」 逝く瞬間に太股を噛まれてしまい、その痛みと共に射精をしてしまう。 「兄さんの白い足に跡がついちゃったね」 「ニィーベ…わ、わざと…だろぉ」 太股にはくっきりと歯形がついていた。 ニィーベは手のひらで受け止めたらしい僕の精液をアナルに塗り込み、指で遊び出した。 「ひゃっ、あっ、あん」 「ほら、また太いの欲しいでしょ?おねだりして?」 指を中でバラバラに動かされる、またニィーベのものが欲しくなる。 指を引き抜かれると凄く名残惜しかったが、僕は向きを変えると枕に身体を預け身体を倒す。 膝も抱えてニィーベにアナルが見えるようにする。 「ニィーベのオチンチン…ぼくの、イヤらしい孔にください」 「もうちょっと遊びたいけど、今日は俺も我慢できないしいいよ。兄さんの好きなやつ挿入れてあげる」 僕がはじめに躾られたのは、おねだりの仕方だった。 襲われた日から3日ほど部屋に監禁され、徹底的にニィーベ好みの身体に作り替えられてまったのは記憶に新しい。 ちょうど両親が領地の視察に行っている時期だったこともあり僕はまんまと義理の弟に犬みたいに躾られたらしい。 条件反射でニィーベが取り出したペニスに僕はごくりと生唾を飲んでしまう。 「ふぁ…んんんっ」 「あはは。やっぱりぎちぎち」 ニィーベが腰を進めてくると僕の膣はそれを待ち望んで居たかの様にニィーベに喰らいついた。 無理矢理肉を割り開かれる様な刺激に、僕はニィーベにすがり付くことしかできない。 「やだ、もぅ、むりぃ」 「なんで?全部入っちゃったよぉ?」 ぱちゅぱちゅという水音と、肌のぶつかる音に耳を犯されながらニィーベにぎゅうっと抱きしめられると胸がキュンキュンとする。 アナルの中はニィーベのモノで一杯で、口から飛び出してくるのではないのかという錯覚さえする。 「兄さん。兄さん」 「そんなに早く動いた、らっ…んひっ!」 ニィーベの腰の動きが激しくなる。 僕は首にすがり付いているのがやっとだが、ニィーベの手が背中に回っているのが少し可愛く思えてしまう。 義理の弟に自分の身体を好き勝手に使われているのに、嬉しいと思っている僕はもう末期なのかもしれない。 最近思うが実の兄に嫌われていた反動で義理の弟の歪んだ好意ですら兄弟からの“愛情”であることに変わりなく、それが凄く嬉しく欠けていたものが満たされる様でなんとも言えない。 そんな毎日に突然出現したのがあの手紙だ。 ニィーベに揺すられながらも僕の頭は芯の部分は冷静で自分が出している声も何処か遠くの事のようだった。 「ふぁ!あぁぁぁぁぁ」 「ごめっ、兄さん…中で受けとめてっ」 ニィーベの切羽詰まった声が聞こえたと思うと腰がぴったり押し付けられ、腹の中に熱を感じる。 せっかく湯浴びしたのに…と冷静な自分が頭の中で喋る。 「こら、もうっだ…っ」 「兄さんの中気持ち良すぎ!」 終わったと思ったのに、ニィーベの腰はまだゆるゆると動いている。 ニィーベを叱ってもやめる気配がない。 結局僕はそのまま朝まで身体を玩ばれ続けることになってしまった。

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