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第12話、スクール水着、鞭
「せーしっ、せーしでるっ…やだっ、やだぁぁあああ」
鞭と視線だけで迎える絶頂。
晒された尻臀は真っ赤に腫れ熱をもっている。
熱くて痛いのに、気持ち良い。
濃紺の生地を通って微かに零れる精液が糸を引く。
それでも飛んでくる鞭に何時イってるかもわからなくなってきた。
「うぅ…、はぁっ、れちゃ…ぅ」
ショロショロと垂れ流れる小水が床に散らばるスーツを汚す。
水分が染み込み色を濃くするスーツに、黄ばむワイシャツ。
涙がボロボロと零れた。
「あぁ、汚してしまいましたね。
もう水着の上に直接コートを着るしかありませんよ。
こんなに汚れたのを着ていたらにおいでバレちゃいますもん。
お漏らししたって。」
「ぅ゙…ひっく…っ」
椿様の細い指が頬を撫でる。
みっともない姿を晒し泣き叫ぶ自分はこの綺麗な人からどう見えているのだろうか。
「開花しちゃいそうですね。」
「はい…きもち、です…きもちぃ、…いたいのすき……もっと、くださ…」
真っ赤に腫れた乳首も尻臀も痛いのに気持ち良いなんて狂ってる。
倒錯してる。
だけど…気持ち良い…
スクール水着を着て出勤し、夜はSMクラブでそれを暴かれ被虐の声をあげる。
更にはお漏らしまでしてしまった。
スーツを汚し本当にコート1枚で帰るしかない。
惨めで…興奮する。
「変態そのものの顔をしてますよ。
良い顔です。
もっと素敵な顔を晒してください。」
次々と身体を打つ鞭に涙を流してながらも恍惚とし、痛い、痛い、と陰茎を勃起させる変態は日付が変わる頃何処か嬉しそうな顔をして水着の上にコートのみを羽織って帰路に付いた。
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