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第13話、椅子
ステージ上では出演者がプレイを見せている間、椿は客席を回り挨拶をしていた。
「四ノ宮様、お久しぶりですね。」
「椿様のこの綺麗なお顔が忘れられなくてね。
僕と1杯付き合ってください。」
「また会いに来てくださるならお付き合いさせてください。」
椿が脚を組み座っているその椅子は快楽に床を汚していた。
「ははっ、椿様には敵わないね。
また会いに来ますよ。
それにしても、随分とはしたない椅子ですね。」
「えぇ、でも孔は綺麗なんですよ。
ほら、お見せしてください。」
客人に臀部を晒すと脚を開き椿が腰掛ける。
その椿の白い指が臀部を割ると見えるアナルはぱくぱくとナニかを求める様に息づいていた。
「あぁ、本当だ。
縦割れだけど色は綺麗だね。
中はエグそうだ。」
クスクス笑う声に被虐心を煽られる。
慕う椿以外に、顔も知らない客人に後孔を見られている。
それもバイブで縦に割れてしまっているだらしない孔を。
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