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第28話、視姦、絡みなし
両手は椅子の後ろに、両足は椅子の脚に括られた全裸の男にスポットライトが当たる。
椿も客人も何もせず
何も言わず
ただその男を視ていた。
“視姦”
ゆっくりと勃ち上がる皮を被ったままの小さなちんこ。
時折ぴくっと内腿を痙攣させていた。
ゆらゆらと上を向いたちんこはヌラヌラと先走りで濡れている。
隅で見ていた椿が立ち上がりコツコツとヒールを響かせるのと連動したかのように震える男の顎を掴み前を向かせた。
「きちんと前を見てください」
目の前には自分を見詰める無数の男達の目。
ギラギラと肉食動物の目が自分を見詰めている。
それだけなのに息が上がっていった。
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