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ー友情ー

もう和也は望とその桜井についての話は知っているのだが、こう話の流れからして聞いてみてしまった事だった。 そんな望がこうあっさりと答えてくれる筈がないと思っていた和也だったのだが、 望は空を眺めながらボソリと口にする。 「告られただけだ…」 「…!?」 その望の言葉に和也は言葉を一瞬詰まらせる。 「こ、告られた!?って、アイツにか!?」 一応、和也は驚いてみるものの、完璧に今の2人の状況を知っているのだから、演技でもある。 でも、確かに和也は望がその桜井に告白をされている所も聞いていたのだが、現実にこう望の口から聞くとは思っていなかった事だった。 いや、確かに自分は望に向かって相談には乗ってやるとも言ったのだが、実際こう聞いてしまうとショックは大きいのかもしれない。 自分は望の事が好きだ。 だけど、友達みたいな関係だし、仕事場では一緒に働いているし、今の関係を崩したくはなかったから、今まで望には告白するのを黙っていたのだが、今回の事で和也は胸が締め付けられる思いなのかもしれない。 先に数日前に入院して来た桜井に望は告られた。 そう和也からしてみたら、こうも簡単に告白されたという気分なんだろう。 自分は悩みに悩んでいるのに…桜井の場合にはある意味速攻みたいなものだ。
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