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ー天災ー65

 そんな事を繰り返し夕方になるとレスキュー隊は引き上げ雄介はまた望達がいる病院へと戻って来る。  雄介が病院へと入ると病院内はまだ沢山の人達で溢れていた。  もう病室の方は満室なのであろう。 ロビーの方にも仮説ベッド等が用意されていて本当に沢山の人達がここに集まって来ているのかもしれない。  そんな中を雄介は望達のいる部屋へと向かう。  部屋へと向かうと下とは違い全くもって人の気配さえ感じられない位に静かだった。 雄介はテーブルが置いてあるソファへと向かうと、そこには五百mlのペットボトルとパンが六個置いてある事に気付くのだ。 「やっと、物資も動き始めたのか?」  雄介は渇いた喉を潤す為にペットボトルの蓋を開けると一気に飲み干そうとしたのだが、途中で止める。 多分この分だと明日まで飲み物は無いだろう。  そう思うと普段生活をしている時にどれだけ贅沢をしていたのかが分かる。  そうだ飲みたいと思えば買いに行けばいい。 だけど今はそんな事さえ出来ない。  雄介はテーブルの上にあった水とパンを持つと和也がいるであろう寝室の方へと向かう。 「和也、起きとるか?」 「ん? ああ、まぁ」  和也は雄介に名前を呼ばれて目を擦りながら半身を起こすのだ。 「起きれそうなんか?」 「んー……まぁ」 「ほんなら、飯にせぇへん? ……その前に水分とった方がええと思うで。 お前等だってここの所、ロクに食事も水もとってなかったんやろ?」  そう言うと雄介は和也に水を渡す。 「そうだな、サンキュー」

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