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ー天災ー89

 二人がやっと寝付けたのは午前四時だ。  次の日。 目覚し時計の音で目を覚ましたのは和也だけ。  和也は自分の目覚し時計を止めるのだがもう一つ鳴っているのに気付く。  和也はその目覚し時計の音に不思議そうな顔をしながらその発信源を探すとその音はどうやら望のらしい。  とりあえず和也の隣で寝ていた裕実の事を起こすと今度は下へと向かってありったけの声で望達の事を起こすのだ。 「あー、もうー! 朝からめっちゃうるさいやんか……」  そう和也に文句を言いながら起きたのは雄介の方だ。 「とりあえず、目覚し時計で起きないお前達が悪い!」 「ああ、まぁ……そうやねんけどな……」  和也にそう言われて文句が返せなくなった雄介。  昨日は本当にあんまり寝れてなかったのか未だに疲れた様子だ。 「お前も仕事なんだろ? なら、さっさと起きないとだろ?」 「分かっておるって……」  雄介は体を起こすと、いつもみんなで座っているソファへと向かう。  和也は雄介の事を起こす事が出来たのだが、まだ望の方は寝ていた。 「おい! 望!」  和也は望の体を揺らす。 「んー、まだ、眠いんですけど……」  はっきりと言葉にしてないようにも思えるのだが、もう少し寝かせてくれという意味なのだろう。 「流石にそんな訳にはいかねぇんだよ……起きないとまずいだろ?」 「んー……はいはい」  そうは言うものの望がそこから動く気配がなかった。 「望!」  そう和也は何度言っても起きない望に呆れたのか、和也はひと息吐くとソファの方へと向かう。

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