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ー天災ー96

 和也は裕実に肩を貸すと望がいる診察室へと戻ってくる。 「まぁ、これで、ひと段落したみたいだな」 「そうみたいだな」  和也は裕実の事をベッドの上へと座らせると和也も、その隣へと腰を下ろすのだ。  そして和也はそのベッドに座ってからはいつものように話をして来ない。 しかも顔を俯けてしまっていた。  そんな様子の和也に望は何か気付いたのであろうか? 「和也……どうしたんだ?」  そうニヤつきながら言う望。 「ん? あ、いや……なんでもねぇけど……」 「気持ち悪いのか?」  顔をうつ向けてしまっているのだから、にやついてはいるのだが、気持ち的には心配になる。  だが長年一緒にいるのだから、なんかいつもとは様子の違う和也に何か違うものを感じているのかもしれない。  そして軽く和也の顔を覗き込む望。 「じゃあさ、気持ち悪いとか? 体調が悪いとかでもねぇのに……なんで顔を真っ赤にさせてるのかな? ってか、気持ち悪いのなら、青いんだっけ? じゃあ、熱でもまた出たのかなぁ?」 「ぁ……え? ちょ、望っ!」  和也はその望の突っ込みに暫く黙っていたのだが、急に大声を出して望の手首を掴むとトイレへと連れ込むように連れて行くのだ。 「え? あ……ちょ! 和也……! いきなりなんだよっ!」  和也は望をトイレまで連れて来ると望の手首を離し、

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