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ー空間ー164
いや、もしかしたら意外にも雄介は気付いているのであろう。 だから白井に電話を変わったのかもしれないのだから。
そう白井の声はある犯人の声に似ている。 だから雄介はそこに一か八か掛けた。 それは、どうにか成功したようで白井は犯人と会話をしている。
とりあえず、その二人の会話を聞きながら雄介は操縦席のドアの前に立って入るチャンスを息を潜めながら待っていた。
「ああ、乗客ですか? 今、うるさいのが電話に出たようなんですが、後の人達は今はもう大人しく客席に座ってますよ」
だが白井に変わったのは失敗したと雄介は思ったのかもしれない。 だって演技が物凄く下手だ。 声は確かに犯人もの一人に似ているものの口調云々カンヌンはあまりにも似てい無さ過ぎる。 そんな二人のやり取りに雄介は息を吐くのだ。 人選を間違えたような気もするのだが、そこは、まぁ、警察関係者でもある白井に任せるしかなかった。
きっと雄介の中では犯人にバレやしないか? と思っているのかもしれない。
だが耳をドアへと当てて操縦席にいる電話へと出ている犯人の方も未だに白井が出ているという事を気付いてないようで、そこに安心する雄介。
そこまでいくと犯人達は頭がいいのか? 悪いのか? が分からなくなってくる。
まぁ、とりあえず。 今は犯人の聞き間違いで勘違いしているのだからそれはそれでいいだろう。 とりあえず雄介は本格的に操縦席の方へと突入するべく、いよいよさっきフライトアテンダントに聞いた暗証番号を打ち込み、そのあとは一気にそこのドアを開けて中へと突入する雄介。
すると狭い操縦席内で倒れている機長と副操縦士が倒れている姿が目に入るのだった。
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