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ー空間ー182
雄介は先に中へと入ると玄関の灯りを点ける。 すると今まで薄暗かった玄関先も少し明るくなってやっと色んな物が見えてきた。
先ず目に入ってきたのは緑色の芝生だ。 それと正方形のコンクリート出来た石だった。 これが先ほどの門から玄関まで続いていたのであろう。
そして玄関から左手の方には庭が見える。
「望……何してるん? 寒かったやろ? 今日はオカンも親父も旅行に行ってって居らんし、遠慮せんでもええよ」
「あ、ああ……」
望はそう雄介に急かされて返事をすると靴を脱いで部屋の中へと入って行く。
「おじゃまします」
「どうぞ……」
そう雄介は返事をすると、
「この荷物ここに置いておいてええか? 俺の部屋二階やし、持っていくの大変やしな」
「あ、ああ」
雄介は和也と別れてからずっと荷物持っていてくれた。 今さっきだって望が覚えてなかったのに雄介の方は覚えておいてくれていた。 そうそう危なくその荷物を空港に置いて来る所だったのだが雄介のおかげで忘れなくて済んだくらいなのだから。
それにしたって雄介はあんな傷を負っていたのにも関わらず本当に望の荷物を最後まで持っていてくれた事に感謝したい気持ちだ。
しかし今日は本当に疲れてしまっているのか雄介は真っ直ぐに自分の部屋の方へと向かって行ってるようで荷物を置いて直ぐに二階へと上がってしまって行ってる。 望もその後に続いて二階へと向かうのだ。
雄介の部屋は二階に上がって二つの襖を抜けた先にあるようで、そこに向かうと部屋のドアを開ける。 ドアというよりは襖と言った方が正解なのかもしれないのだが。
そして雄介は先に中へと入ると、いつもの笑顔で、
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