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ー空間ー225
タイミングがいいというのかタイミングが悪いというのか? 雄介はお好み焼きを作り終え、そのお好み焼きを鉄板の上で半分にすると望のお皿の上へと分けてくる。 そして次に自分のお皿にも分けるのだ。
「ほんで、今、何か言おうとしておらんかったか?」
そう雄介は自分の分のお好み焼きを今度は箸で切りながら聞いてくる。
どうやら雄介は聞いてないようで聞いていたようだ。
「あ、ああ、だからな……お前ってモテそうなんじゃないかなぁ? って思ってよ」
「ん? そう言われてみれば、確かに、モテへんな。 周りは男性ばかりの仕事場やし、女っ気はない所やしな、見事にモテた事なんてないわぁ」
「そうなのか? ならさ、もし、いきなり女の子告白されたらどうするんだ?」
雄介はその望の問い掛けに考える為なのか、一旦、望から視線を外す。
「まぁ、とりあえず、恋人はおるよ……って言うかな? ほんで、その子にお前の写真見せる」
そうニヤケながら言う雄介。 だが、その言葉に望は片眉を上げるのだ。
「ちょっと待て……俺がいつお前に写真やった?」
今度、その望の言葉に雄介の方が吹きそうになっていた。
だが直ぐに雄介は笑顔になると、
「あー、それな! 約一週間前に和也から貰ったんやで……その写真については俺関係あらへんもん。 和也が勝手に俺に送り付けて来たんやし」
そう言いながら雄介はその一週間前に和也から貰った写真を見せるのだ。
その写真は望と和也で行ったビアガーデンの写真だ。 しかも、この時の望は半分馬鹿騒ぎをしていた時の写真でもある。
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