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ー雪山ー157

 コテージの中に入ると広いリビングがあってテーブルと椅子が四脚置いてあった。 それの左側には黒革のソファが三個置いてあって、そのソファから向こうに壁掛けもテレビがあったり窓際には暖炉も置いてある。  床の方はフローリングでおまけに床暖房。 寒い所から来た四人には十分過ぎるほど部屋の中は暖かいらしい。  そして、もう一個ドアがあって、そこを開けるとそこはどうやら寝室のようでベッドが二つ置いてあるのだ。  その寝室のドアを開けたのは望。 「なぁ? ベッド二つしかねぇんだけど?」 「はい? ベッドは二つで十分やんか……」  望はそんな雄介の答えに冷めたような感じで雄介の事を見ると強くドアを閉める。 「お前はソファで寝ろよ」 「はぁ!? 何言うてんねん!」 「何でもだ……! こんな部屋を予約したお前が悪いんだからさ」 「それ、お前……本気で言うてるん?」 「当たり前だっ!」  望はそう言いながらソファへと腰を下ろす。 「ちょい、待ちぃな……まぁ、俺がソファで寝るのは別に構わへんよ。 せやけど、掛け布団の方はどないしてくれるん? 予備なんていうもんは流石にあらへんやろうしな」  流石の望もそこまでは考えてなかったのであろう。 瞳を宙へと浮かせて考えているようだ。 「望ー、わがまま言うのは別に構わんへんけど、ちょとは俺の事も考えてぇな」  そこに割り込んで来るように和也が入って来る。 「流石の雄介もそれはキツいだろうぜ。 まぁ、雄介が風邪を引いて面倒見るのは望になるんだろうけどさ。 どうせ、そうなったら一緒に寝なきゃなんねぇんだから、最初っから一緒に寝ておいた方がいいんじゃねぇのか?」  望の方は今の和也の言葉にひと息吐くと、 「……ったく、分かったよ。 でも、今日、明日は仕方なくだからなっ!」  そう望はそう強く言ったのだが雄介の方は望の言葉に、 「いつもは一緒に寝ておるのにな」  呟くように言うのだ。 「何か言ったか?」 「言うてへんよ。 とりあえず、飯食うてからスキー行こか?」  そう雄介達は朝早くに出発してきているのだから、お昼の方はまだだ。 しかも到着したのはお昼過ぎという事もあってか、丁度、お腹が空いて来たのであろう。  このコテージでは自炊も出来るのだが先程通って来た建物の方には食堂もある。 そこでも食事がとれるようになっているようだ。

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