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ー雪山ー220
「悪い……あと少し寝かせてくれねぇかな? じゃねぇと、東京まで俺の体が保ちそうにねぇぁらな」
「分かりました」
今まで大変な思いをし更には雄介の事で気を張っていたからなのか二人は急にコテージに戻って来て雄介の方も無事に病院の方に運べたという事もあってなのか体から力が抜けてしまっていた。 特に和也の方は疲れが一気にきたのかベッドの上へとうつ伏せの状態で倒れ込むように横になる。
「大丈夫ですか?」
「ああ、今のところはな……飯も食いたい所だけど、とりあえず、俺は寝たいし、そこは、また、起きてからかな?」
「分かりました。 それじゃあ、僕の方も寝ますよ」
「ああ、おやすみ」
「背中揉みましょうか?」
「ああ、そうだな……ありがとう」
裕実は和也のその言葉に微笑み裕実は和也の背中を揉み始める
「あぁー! すっげぇ、気持ちいいー!」
「だからって、変な声出さないで下さいよー」
「別に出してねぇって……お前が意識し過ぎなんじゃねぇのか?」
和也はそうニヤニヤとしたような表情そ裕実の方へと向ける。
「もうー! 和也さん! わざとなんじゃないんでしょうか?」
「当たり前だろうが、お前ってやっぱりからかいがいがあるよな? だから、ただ単ににからかっていただけー。 でもさ、気持ちいいのは事実なんだからな。 だってさ、俺達なんかマッサージするのって日常茶飯事な事だろ? だから、普通に裕実がやってくれてるのって気持ちいいんだけど」
そう和也が言うと裕実は急に満面な笑顔を和也の方へと向ける。
「なんだよ。 その満面な笑顔はさ……」
「なんでしょうね? なんでか分からないんですけど……嬉しいのかな?」
そう言う裕実に和也の方は首を傾げている。 だが和也の性格上、一瞬、気にしたようにも思えたのだが気にしない事は気にしないのか身体からもう完全に力を抜いて完全に裕実に体を任せたようだ。
やはり和也の方は本気で疲れていたのであろう。 マッサージをされながら、そのまま夢の中へと落ちて行ってしまっていた。
裕実の方も和也のそんな姿に微笑むと和也の横へと仰向けになって、ゆっくりと瞳を閉じる。
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