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ー雪山ー223
そう裕実の方も和也の話に乗るように言うのだ。
裕実まで乗られると何故か聞きたくなってくるのは何故なんだろうか。 望の方は急にその話が気になってくる。
「あー! 分かったからさ……雄介が顔を赤くした理由を聞いてみたいから話してくれよ」
望がそうもう降参したかのように言うと和也の方が口を開くのだ。
「だからさぁ、雄介って、今回は足折ってんだろ? だったら、暫く歩けないんじゃねぇのか? だから、トイレとかって簡単に行ける訳じゃあねぇだろ? だから、それを望にさせるって雄介が言うんだよ。 だけどさ、それはなんかまずいような気がしねぇ? だってさ、それを望にやらせたら、勃っちまって、トイレどころじゃないって言ったのー! ってな訳で、俺か裕実がやってやるって言ったら、雄介の奴、顔を赤くしちまったって訳……。 だから、雄介も可愛いとこあるなーってな……」
「僕達の方はもうそんな事当たり前の事なんで抵抗とかってないんですけどね」
「ふーん……そういう事か……」
望の方は腕を組むと、
「なら、そこは和也たちにやってもらった方がいいよな? 出すもんは出してもらわないと困るしさ」
「ちょ……望までー! そないな事言うんかいなぁ」
「当たり前だろ? まぁ、普通の事でもあるんだけど、少しお前をからかってんのもあるんだけどな……いつもにお返しってやつだー」
望は顔を伏せ口元を押さえて肩を震わせてまで笑いを堪えているようだ。
きっと和也や裕実に色々と世話をしてもらって雄介が顔を赤くし恥ずかしがっている姿を想像してしまったのであろう。
「あー、もう! 望まで笑いおって、もう! 最悪やっ!」
雄介はもう誰にも赤くさせた顔を見せたくなかったのであろう。 布団の中へと潜ってしまうのだ。
「我慢したってダメだからな……出すもんは出さないと今度は違う病気になっちまうんだしなー」
「あー、もう! そないな事は分かっておるがなっ!」
そんな雄介の姿に他の三人はクスクスと笑っていた。
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