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ー波乱ー161

 和也はそうな独り言を漏らすと寝ている望の顔を見ながら、その日は過ごすのだ。  それから次の日には警察が望の病室へとやって来る。  そう昨日の事件に関して警察関係者が望の病室へと来ていた。 その中に和也や裕二もいる。  しかも今回の事件において担当したのは和也の知り合いでもある白井だ。 「まず、吉良先生にお伺いしますが、拉致された時間とかって覚えていらっしゃいますか?」  望はベッドへと座り白井の方に視線を向けると答え始める。 「僕が拉致されたのは多分、七時半位だったかと思います。 昨日は七時位に家を出て、しかも昨日は雨で道は渋滞してましたからね……いつもより着く時間が遅かったかと思いますよ。 そこの所はハッキリと覚えてますからね」  白井は望が言う言葉をメモすると、 「次はどんな感じで拉致されて、どんな場所に監禁されていたのか? っていうのは覚えてますか?」 「んー、そういう質問形式だとめんどくさいので、昨日あった事を話せばいいんですよね? まぁ、話は長くなってしまいますが……」  望はそこまで言うと言葉を一旦切り話を始める。 「僕の方は二、三日前から誰かに狙われているっていうのは分かっていたんですよ。 その時は、駐車場で背後に殺気を感じた位で済んだのですがね。 そこで、僕は友人である和也にそに事について相談したんです。 まぁ、ただの殺気だけでは警察の方は動いてくれませんしねぇ」  望は白井の方に嫌味のように言うと話を続ける。 「それで、梅沢君と僕と一緒にいる桜井君とで僕の事を守っててくれてのでその間は大丈夫だったのですけど、昨日はたまたま梅沢さんが待ち合わせ時間に遅れてたので、僕個人で動き出した途端に僕は口を塞がれて目隠しをされて車へと押し込まれていました。 それから、五分位の所だったのでしょうか? 何処かの建物の中に僕は監禁されたようなんですよね。 それから、ずっと、そこの中に監禁されていたようですよね。 後はそこに監禁されてからその二、三時間後位に爆発が起きたという所でしょうか? 時間の方は曖昧ですが……確かそんくらいだったかと思いますよ」

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