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ー天使ー78

「そうだよ! 早く、行こうよ!」  そう琉斗は雄介のことを急かすように車から降ろす。  それからは雄介が琉斗の手を引くと五人で入園口へと急ぐのだ。  沢山の人が並ぶ中に男四人と子供が一人並ぶのは周りからしたら異様な光景なのかもしれない。  男が四人もいたら家族には見えないだろう。 かといって兄弟にも見える訳もない。 いったい、どういう関係なのかが気になるところだ。  しかも二人は少なからずイケメンで一人は可愛い系の顔をしている。 「しっかし、この遊園地は相変わらず人気があるんやなぁ」 「ま、他の遊園地に比べたら、やっぱり、人気があるんだろうよ。 前に他の所にある遊園地に行ったことがあるんだけどさぁ、平日はフリーパスで余裕でそれ以上で遊べたからラッキーとは思ったけど、ここは流石にそうはいかないか……」 「逆に入場券買って、後はそれで乗りたいもんはチケット買った方が損しないかもな」 「そうだな! そうしようぜ。 それに、その方が早く中に入れるみたいだしよ!」  そう和也は言うとフリーパス売り場とは反対側にある入場券専用売り場を指差す。  入場券専用売り場は和也の言った通りに並んでいる人は十人程度でフリーパス売り場の方は和也達の前にも五十人程いて更に和也達の後ろには十人程度並んで待っていたのだから。 「ホンマやな、ほな、そうしようっか」  和也と雄介の判断でそう決めると五人は入場券専用売り場の方へと移動する。  そちらに並び変えた和也達は十分もしないうちに園内へと入ることが出来たのだから。  きっとフリーパス売り場に未だに居たら、まだまだ遊園地内に足を踏み入れることは出来なかったであろう。  入口を入って真っ正面に見えてきたのは大きな噴水である。  この噴水は夜になるとライトアップされ夜から来る来場客も楽しめるようになっていた。  この遊園地は火のステージ、水のステージ、風のステージ、大地のステージとパークごとに分かれているのが特徴である。

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