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第7話(完)
甘い匂いが鼻孔を擽る。
優しい温もりを、発情期以外で感じられることが、とても幸せだと感じる。
「昂の匂い、落ちつく……」
小さく呟く綾人に、俺もだ、と言う。
腕の中にいる綾人を強く抱きしめ、髪に顔を埋めて匂いを嗅ぐ。
心から想い合っているからこそ、お互いの匂いにリラックス効果も出ているのだろう。
相手により、匂いや効果は違ったりするのだろうか。
今度訊いてみようと考えながら、柔らかい黒髪を撫でる。優しく撫でているだけなのに、腕の中で身じろぐ綾人が小動物のように可愛くて、撫でている手を止めて、今度は顔中に優しいキスの雨を降らせた。
「ん……くすぐったい」
ふふ、と笑う綾人が愛おしくて、額、頬、目元、鼻の頭と順番に唇を落としていく。
最後に、愛の言葉を紡いでくれた唇へと触れる。
「……ん」
ただ重ねるだけでゆっくり唇が離れていくが、続けて啄むキスを何度も繰り返していく。
くっつけては離れての繰り返し。
「すき」
合間、合間に言葉を紡ぐ。
「……好きだ」
紡ぐ度に、「好き」が溢れていく。
胸がいっぱいになっていく。
甘い匂いが二人を包み、想いが溢れて気持ちが昂っていく。
啄んでいたキスが深くなり、一気に匂いがぐっと濃くなった。
「ふ、……っん」
鼻にかかった声が綾人から漏れる。心の中で「可愛い」を繰り返しながら、甘い毒を与えていく。口腔内を舌で甘く蹂躙し、余すことなく舐めまわす。舌で綾人の弱い部分を責めれば、綾人はびくびくと腕の中で身体を震わせた。
(あー……食べたい)
後頭部を撫でていた手を耳へ移動させ、耳殻や耳の浦を撫でながらキスを続ける。絡まる舌からは水音が奏でられ、聴覚までも犯していく。
(……そういえば、素面でやるのははじめてだ)
キスで蕩けている綾人を抱き上げ、昂は自室へと向かった。
抱くときは決まって綾人の部屋。
だが、このときだけは、昂の部屋で好きな人を抱きたい欲が止まらなかった。
「……昂の部屋、はじめて入った……」
「そうだな」
「昂の匂いが、いっぱい」
思いきり吸い込み、昂の匂いを堪能する綾人。
そんな可愛いことをされれば、抱き潰したくなる衝動に駆られてしまう。ベッドの上にゆっくりと横たえ、綾人に覆いかぶさる。
「綾人、好きだ」
「うん。俺も、昂が、好き」
「……俺は、お前を番にしたい。綾人はどうだ? 番にはならず、今の関係のままがいいか?」
今すぐ番にしようと思っても、タイミングというものがある。
一番効果的なのは、発情期のときなのだが、綾人の発情期はまだ先の話。
昂の覚悟はできている。
あとは、綾人の気持ちだけ――。
ただ、綾人のことだ。もしかしたら、また捨てられることを考え、捨てられたりすれば、今度こそひとりでは生きていけないと考えているかもしれない。
俺ならそんなこと絶対にしないのに――と、心の中で誓う昂。
今までずっと、一途に想い続けてきたのだ。
一緒になって、今更捨てるという考えがわからない。
そんなことを思いながら、昂は綾人の返事を待った。
「……昂と、番になれるなら……なりたい」
――でも怖いんだ。
そう言った綾人は、次の発情期まで待ってほしい、と話してくれた。申し訳なさそうに言う綾人の額にキスを落として、昂は優しい笑みを浮かべながら「いつでも待つ」と答えた。
やはり、考えていた通りかもしれない。焦らず、ゆっくりと番のことに関しては考えていけばいい。
「無理して今ならなくても、番すらならなくても、好き合っていれば俺はそれでもいい。それに、――待つのは慣れてるからな」
「……っ、ごめん」
決して、嫌味で言ったわけではない。
謝ってほしいわけでもないが、綾人からすれば、また待たせてしまうことに罪悪感を抱いてしまったのだろう。
そんなこと、思わなくていいのに。
「綾人」
「なに、こ――……ぅん!」
「……謝るのはなしだ。今、綾人が好きなのは俺だってわかってる。それだけでも十分に幸せだ」
「……ありがとう」
――ずっと、好きでいてくれてありがとう。
涙声で言う綾人にキスで返事をして、昂は服に手をかけて上半身を裸にした。服を脱がせては、再び顔中にキスの雨を降らせる。
「ん、んっ……」
擽ったそうにする行動は、まるで子猫のようだ。
そのまま唇をずらし、仄かに赤く色づいている耳殻を唇で食んだ。その耳殻をなぞるように舌で舐め、続けて耳の中へと差し込む。
「んあ……!」
「耳、感じる?」
熱い吐息交じりで囁けば、びくびくと身体を震わせる綾人。
「ん、んぅ……ぁ、……っ」
くちゅ、と水音が鼓膜を通じて、脳へと刺激を伝える。
舌から逃げようとする綾人は、耳を責められることに弱く、その刺激から逃れようと顔を反らすも、昂の舌に追いかけられた。
「ひんっ!」
「んー……」
息を吹きかけられながら、耳をねっとりと責められて頭がくらくらしてくる。腰は疼き、生まれてくる下半身の熱に、膝を擦り合わせるように脚をもじもじさせる綾人がいた。
「っあ……!」
「勃ってるな」
触れた下半身。熱を持っているそこは、ズボンの上からでもわかるくらい、ぱんぱんに膨れていて、とても窮屈そうだ。
「ん、んっ」
「耳、集中してみ」
「んあ、ゃ、あ、あっ」
舌を耳の中に深く差し込みながら、ズボンの前を寛げて下着の中へとダイレクトに手を入れた。
「ふぁあ、っ……!」
耳の刺激だけで、すでに鈴口から先走りを零している性器は、昂の手を汚していく。性器を握り、指の腹で亀頭を撫でれば、綾人は腰をびくびくと跳ねさせた。
鈴口から溢れる甘露を指に絡めながら亀頭部分を弄り、耳を責めるのも忘れない。耳を同時に責める度に、快感が直結しているのか、先走りはしとどに溢れてくる。
「綾人。ズボンと下着、一緒に脱がすからな」
昂は身体を起こし、綾人のズボンと下着を一緒に脱がした。
一糸纏わぬ姿になった綾人は、同じ男としては全体的に肌が白い。あまり家から外へ出かけることも少ない分、肌が白いというのもあるが、もうひとつ理由をあげるとなると、これもオメガだからだろうかと勝手に考えてしまう。
それでも、好きな子を目の前にすれば、なんでも美味しそうに見える。
「なんか、恥ずかしい」
「今更だろ」
「だって……全く覚えてないというわけじゃないけど、発情期のときは熱に浮かされてるし、理性は壊れかけるしで、それどころじゃないし……」
「まあ、それもそうか」
真っ赤にしながら話してくれる綾人に、昂は嬉しくて目を細めた。
「でも、それとは関係なしに、ここが元気なままでいてくれて嬉しいぞ」
「んあ……!」
硬度を持った性器は、指で突けばびくびくと震えた。悦んでくれているのだなと思うと、嬉しくて仕方がない。
もっと感じさせたくて、軽く性器を握りこんだ。
「ん、んっ!」
扱く度に、ぐぐもった声が発せられる。性器を扱きながら耳を責めることも忘れない。綾人は、快感から逃げるように身を捩ろうと試みるも、それを昂が許さなかった。
「ん、んあ、あっ」
上からも下からも犯され、鈴口からはとぷ、と蜜が滲み出ていく。
責めれば責めるほど身体は熱を持ち、敏感になる。
「気持ちいいな」
「こ、うっ……ハッ、あ、ああっ」
「沢山、感じてる証拠だ」
鈴口をトントンと軽く叩いて指を持ち上げれば、ぬちゃ、と小さく音を立てながら先走りが糸を引く。トントンしては持ち上げる――を何度も繰り返していると、綾人は「や、あっ」と抵抗を見せた。
そんなことをしたって、気持ちいいと言っているようなものだ。
「他のところも可愛がってやらないとな」
「は、はっ……ぅんあ、ッ」
耳からそのまま唇を滑り、首筋には自分のものだとマーキングを残していく。白い肌に映える赤い花。更に肌の上を滑り、小さな粒を捕らえては、舌でねっとりを舐めた。
唾液で濡らし、てらてらと光る小さな粒は果実のように美味しそうだ。堪らず喉を鳴らすと、そのままかぶりついた。
「んんっ!」
「っ、ん……」
確実に硬くなっていくのを舌で確認すると、甘噛みをして乳首を思う存分蹂躙していく。すると、快感に我慢できず、昂の手の中で軽く達したのか、小さく腰が跳ねていた。
「……もしかして、イった?」
「やっ……ちがっ」
「可愛い。そんなに気持ちよかったか?」
濡れた手を見せつけるように、綾人の目の前で舐める姿を見せる。
羞恥で、綾人は両腕で顔を隠した。
「こら。顔を隠すな」
「や、だっ」
「や、じゃないだろ。俺にもイく顔、見せて」
再び綾人の性器を握りこむと、しゅ、しゅ、と上下に扱きはじめた。顔を隠している腕にキスを落として、顔を見せてほしいとアピールする。
「あ、あっ!」
「あーや。顔、見せて」
「んあ、やっ! はず、かしっ」
「恥ずかしくない。綾人の可愛い姿、俺にも見せて」
快感に堪えきれなくなった両腕は、徐々に動きを見せる。両腕の隙間から見えてきた目は、快感によって閉じられている。
もっと顔を見せてほしいと思いを込めて、少し乱暴に性器を扱きあげた。
「ぁああっ! あ、あっ!」
「ほら、顔を見せて。じゃないと、イかせてあげないぞ」
「んあ、あっ、いやあっ……!」
「なら、ほら。顔、見せて」
渋々といった感じで、隠していた腕はゆっくりと外れ、上気した顔が昂の視界に飛び込んできた。ありがとう、と瞼にキスを落とせば、ふるっと震える睫毛。
綾人の瞳には昂の姿が映り、また昂の瞳にも綾人の感じている可愛い姿が映っている。濡れている綾人の瞳が酷く扇情的で、今にも食べてくださいと言わんばかりの表情をしている。
「こう、こう……あ、あっ」
「ん、可愛い」
目を合わせて、反応のひとつ、ひとつを見逃さない。
気持ちよく喘ぐ姿に喉を鳴らし、昂は絶頂へ向けて手を動かした。
「あ、あっ!」
発情期のときとは真逆な初心さに、もっと啼かせたくなる衝動に駆られる。心の中で何度も「可愛い」を連発しながら、高みを目指していった。
「んあ、あ、あっ」
「あーや。こっち見る」
視線が外れる度、軌道修正する。
「あ、あ、あっ」
ふるりと身体を震わせ、小さく痙攣しはじめた。
「イく? イっちゃう?」
「あ、ああっ」
「びくびくしてる。……可愛い」
「っあ、あ!」
喘ぎが返事の代わりとなり、昂は綾人と目を合わせながら、ぐっと鈴口を抉るように刺激を与え、絶頂を促した。
「ひう……あ、んぁあああ――――……っ」
ぴゅく、ぱたた……と吐精し、綾人はぐったりと身体を弛緩させた。
「ぁ……ッ、はー……、はー……」
「可愛かったぞ」
「ぁ……、あぅ……」
目元にキスを落とし、汗ばんだ額に張りついている前髪を左右に梳き、額にもキスを落とした。そして、ぐったりとしている綾人の両脚を開脚させ、奥へ潜んでいる後孔へ指を這わせた。
「……ん、ぁ」
びくん、と軽く腰が跳ねるも、まだ意識がはっきりとしていない綾人。それをいいことに入口を撫でると、そのまま指を一気に二本挿入させた。
発情期のときには濡れている内壁も、通常の性行為ではなかなか濡れないようだ。
「あや、少し身体動かすからな」
一度挿入した指を引き抜き、昂は綾人の身体を四つん這いにさせた。腰だけを高くあげ、まるで獣の交尾がはじまるのではないだろうかと思わされる体勢。臀部を左右に広げれば、ひくつく後孔が目に入る。
昂は、そこへなんの躊躇いもなく舌を這わせた。
「っ、……ぁ、え……っ」
「んー……」
中に唾液を送り込み、舌でぬちゅ、と舐める。
「ひ、ぅ……!」
少しずつ意識が戻ってきた綾人の口から、喘ぎ声が漏れはじめた。
じゅる、と音を立てながら内壁を舌で舐めまわし、これくらいでいいだろうかというところで舐めるのをやめた。唾液で濡れている状態で指を挿入し、内壁を解しはじめる。
きゅうきゅうと締めつけてくる内壁に眉を顰めながら、ぷっくりと主張している前立腺を素早く見つけ、その部分をトントンと叩いた。
「んあ、あっ……!」
「意識戻ったか? 今、解してるからな。もう少し待ってな」
「あ、あ、あっ」
「ここ、気持ちいいって膨らんでる」
前立腺を二本の指で挟み、やわやわと擦る。
「ひ、ああ! あ、あっ!」
「あっという間に勃ったな。先走り、もう垂れてる」
「っ、やあ、あっ……こ、こうっ……!」
「俺もいっぱい、いっぱいだから、我慢しろよ。もう少ししたら、もっと気持ちよくさせてやるから」
「ん、ぅあ、あっ!」
前立腺を蹂躙しながら内壁を解し、挿入準備をはじめる。
シーツを掴んで快感から逃れようとしているつもりだろうが、そんなことはさせない。指だと届く範囲も限られてしまう。早く胎に挿入したい気持ちを抑えながら、昂は前立腺をいじめ抜く。
その証拠に、綾人の鈴口からは先走りが零れ、シーツに染みを作っていった。
頃合いを見て指を引き抜き、昂は自身の性器を取り出すと、数回扱いて後孔へと当てた。
「挿れるぞ」
「……ん、いいよ。こうが、ほしいっ」
四つん這いのまま、昂はそのまま綾人の中に挿入した。
太い亀頭部分が挿入れば、あとは押し込み、一気に奥まではめ込んだ。
「んぁあああ、ッ……は、ぁ!」
ぴゅ、と軽く吐精してしまったのか、腰が震えている。おまけに、内壁がきゅうきゅうとうねり、絡みついてくる。ぎりぎりのところで限界を保っていた昂は、挿入してしばらくすると一気に激しく腰を穿ちだした。
「は、はっ……ッ」
「あ、あ、っ、こう……こ、ッ……!」
「なか、あっつ……」
「ひんっ……あ、あっ」
穿つ度、内壁が歓喜に満ちるように反応を見せてくる。
また、でっぱりが前立腺を引っかける度に、綾人は腰をがくがくと震わせた。
(もっと啼かせたい)
好きな子ほどいじめたい――という気持ちが、今ならわかる。
そんなことを思いながら、昂は思いきり打ちつけ、最奥を抉じ開けようとした。
「ぃ、あああッ……! あ、あっ、こー……!」
「っく、は……気持ち、いいよ」
「あ、ああっ、や、頭、おかしく、なるぅ!」
突き上げる度に、ごちゅん、とぶつかる最奥。
だが、昂の目指す最奥はそこではない。頭が馬鹿になるほど未知なる領域。踏み込んではいけない領域へ、昂は更に踏み込もうとしている。
「あ、あ、やだッ……だめ、だ、めえッ……あ、ああっ!」
「あや、あやとっ……ッく、……ッ」
綾人が逃げないように、背後から覆い被さろうとすると、そのまま体勢が崩れてしまい、挿入したままうつ伏せになってしまった。
それでも、穿つ腰は止まらない。
昂は、綾人の両手を握りこんだ。
「ひ、ッ……ぁあああ、あ、あっ」
「あやッ……あや、とっ……!」
ぱちゅん、ぱちゅん、とぶつかる肌。性器を締めつける内壁が痙攣を起こしている。
そろそろ限界も近いというところで、ぐ、ぐっと腰を押しつけた。
「あ、やっ……だめ、だめっ……!」
「だめじゃないだろ。いい、だろ」
「やあああ、あっ、あっ!」
ぐっと腰を押し進めれば、亀頭部分が抉じ開けてはいけない部分をほんの少しだけ押し広げた。強い締めつけに眉を顰め、昂は更にぐっと腰を押し込んだ。
「い、あああッ――……あ、あ、ッ……」
同時に絶頂を迎える綾人。
身体はびくびくと戦慄かせている。
「っく……あ、や……!」
思いきり性器を締めつけてくる綾人に、昂はそのまま中で熱を迸らせた。
「あ、あ、ッ……あッ……」
がくがくと腰を揺すり、小さく喘ぎながら昂も絶頂へ達した。
視界に入った噛み痕のあるうなじ。そのうなじに、昂は強くキスマークを残し、小さく「ありがとう」と紡いだのだった。
綾人の寝顔を見つめながら、昂はこれからのことを考える。
後天性アルファへなったことに関しては、喜ぶべきなのかどうなのか――本来は喜ぶべきなのだろうが、いまだに信じられないでいるほうが勝っていて素直に喜べない。
だが、ずっと強く想い続けていたことで、綾人と「運命」の関係になれることは嬉しい気持ちでいっぱいだ。
誰にも邪魔されず、番になることができる。
医師からも、番になることは可能だと言っていた。
しかし、うなじを噛んだとして、本当に番になるのだろうかと不安な部分もある。運命だから番になれるといっても、こればかりは、実際にやってみないと実感が湧かない。
「……綾人」
返事はなくても、名前を呼びたくなった。
優しい笑みを浮かべながら、情事で疲れて寝ている綾人の頬を撫でる。
もし、綾人が昂を頼ってこなければ、後天性アルファにも、運命にもなっていなかっただろう。そう考えると、綾人を一途に想い続けてよかったと、泣きそうになるのをグッと堪えた。
「んっ……」
擦り寄ってきた綾人に愛しさが溢れだす。
後天性アルファになったからといって、必ずしも幸福ばかりがやってくるわけではない。中には、壁にぶち当たることも出てくるだろう。
まだまだ、後天性アルファに関してはわからないことだらけ。
「……お互い、幸せになろうな」
見えないうなじのキスマークを、綾人は気づくだろうか。
いつか――綾人の気持ちが固まったとき、元番より負けないくらい噛み痕を残してやろう。
もう辛い思いはさせない。
これでもかというほど、甘く、蕩けさせるような愛を、綾人に届けていきたい。
それは、綾人も同じ気持ちでいてくれたら嬉しいと思いながら、綾人をそっと抱きしめ、昂も眠りについた。
終わり
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