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ハロウィン妄想と恋人たちの時間07

(童貞の俺なんかの手で感じちゃって、死ぬほどエロくてかわいいぜ……) 「乳首気持ちいい?」  かりかりと引っかきながら、相庭の顔を覗き込む。 濡れた瞳を伏せ「……うん」と蚊の鳴くような返事を返され、頭に血がのぼった。 ああもうムリ。ひん剥いてこっちがいたずらしまくりたい!  勢いまかせにタンクトップを鎖骨までまくりあげ、あらわになった胸の先端に吸いついた。 「あう……、や、あっ……」と相庭が甘い声をあげ、むくむくと下半身に血液が集まっていく。 「これ、気持ちいいんだよね? ねえ、俺のも触って」  手首を掴んで強引に硬くなった中心部分へ導くと、相庭は言われるままそれに手を重ね、なでなでし始めた。 「それ、だめ。なあもっとちゃんと……直接触ってくんない?」 「もう、俺がイタズラするはずだったのに……」  膨れた顔で「めっ」とたしなめた後、ズボンのジッパーを焦らすように下げ、「斉藤は悪い子だな」と囁く相庭にくらくらする。 相変わらず胸の先を舌で転がしている状況も重なって……。 (なにこれエロ本みたい。なにこのバブみ……)  最高かよ。と心の中で涙した。 たんこぶ男に邪魔されないで、こんなすごいことしてるなんてもう昇天しそう。 この後相庭で童貞を卒業するところまで想像して、頭の中がピンク一色になった瞬間、招かれざる客の来訪により、夢の時間は崩れ去った。

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