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第8話

ゆっくりゆっくり近づいて来たそれは、ピタリと乳輪で止まる。 そしてそこをくるくると舐るように蹂躙する。 思わずシャツを離して懇願する。 「っぁ、あ、もっ、早く⋯しろって⋯!」 「そんなに舐めて欲しいの?えっち」 俺の反応を楽しむように笑った桃神先輩は、不意にパクリと乳首を口に含んだ。 「っひゃあう!や、やぁ⋯っ、ンッ」 ぐりゅぐりゅと舌で押し潰されて、かと思ったら優しくペロペロされて。 もう片方は指でカリカリとされる。 「りょ、両方、一緒はっ、だ、だめぇっ⋯⋯!!」 「桜音は敏感だね?ほら、ココもぐっちゃぐちゃだよ」 「んあッ!」 くちゅ、と先輩が掴んだのは俺のモノ。 忘れかけてたけど、そうだ。俺はそこが勃つかどうか知るためにこの人に恥ずかしい思いして頼み込んだんだ。 でもその結果は嫌と言うほど分かる。 先輩の言葉と今の快感で、俺のが完全に勃っているのはもう確定だった。 それでも何とか望みを持ちたくて、おそるおそる目を向ける。 ———だけどそこには、そそり勃ってやらしい液を垂らしてるモノがあった。 「や、やぁっ⋯勃っちゃったぁ⋯⋯」 「ふふ、勃っちゃったね。嫌いな俺に犯されて、勃ってるんだよ。桜音」 意地悪な先輩の言葉に何故か腰がズクンと疼いた。 ピリッという音がして、見てみれば先輩が何かを破っている。 そんな俺の視線に気付いたのか、先輩がいやらしく笑いながら言った。 「これ?携帯用ローション。俺いつも持ってるの」 「さ、さいて⋯⋯」 「あはは、ありがとう。そんな可愛い顔で言われても傷付かないけどね」 「可愛い、くないっ」 「えー?可愛いよ?ココを今から弄られるんだって期待して潤んでる目とかね」 ぐちゅん! 「ふぁあっ!!」 ローションを纏った先輩の指が、俺の窄まりに入ってしまった。

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