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第9話

「まだ指一本なのに、相変わらずそんなに感じて⋯。これでチンコまで弄ったらどうなっちゃうのかな?」 「—っひ、ゃだ、ダメっ!」 「俺、そんなに優しい人間じゃないんだぁ」 「ぁああぁッ!!」 後ろのピリピリとした快感だけでこんなに頭がバカになっちゃいそうなのに、桃神先輩は俺のモノを口に含んだ。 あったかくて、ぬるぬるして、こんなの知らなくて。 後ろもぐちゃぐちゃに良いところばっかりグリグリされて。 ジュポジュポと舐めて吸われて、俺はもう限界だった。 「やぁ、やだっ、イク、ダメッ、ダメダメ———っぁああッ!!!」 ビクビクと波打つ腰を抑えながら、こ、この人俺の精液を飲みやがった!! 驚愕していると、唇を舐め上げた桃神先輩がニヤリと笑った。 「っ、ふ、ンンッ!ぁ、イッた、ばっかなの、にぃっ!」 グリグリと、俺の気持ちいい所を刺激する。 何で一回しかセックスした事ないのに、俺のいい所知ってんだよ。そう思ってたら、徐に口を開いた。 「指がもう3本も入ってるよ?やっぱり桜音のココはおまんこだよ。こーんなにエロくってトロトロで。⋯⋯ね、もう挿れていい?」 そう言って取り出したのは、先輩のモノ。 俺のより遥かに大きくて、見るからに固そうで長さもある。 俺、あんなの入るわけない。いや、一回挿れたけどまだ意識ハッキリしてると怖い! それに俺の悩みというか、勃つのかって疑問は解決したからこれ以上はしなくていい気がする! だから俺はまだ快感の余韻でビクついてる体を抑えながら、先輩を見上げて必死に言葉を紡ぐ。 「も⋯終わりっ、悩み、分かったから、終わりっ⋯!」 「えー?終わりなの?挿れないって事?」 先輩の問いかけにコクコクと頷く。 「ふぅん⋯?じゃあさ、『桃神先輩のおちんちんおっきくて怖いからやめて下さい』って言ったらやめてあげる」 その台詞にちょっとドキリとする。 本当に俺の心読まれてないよな⋯⋯? とりあえずやめて欲しいから、ヤケクソで繰り返す。 「も、桃神先輩のおちんちんおっきくて、怖いから、やめて⋯下さいっ」

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