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第10話

「よし、良い子」 桃神先輩は笑って俺の頭を軽く撫でた。 良かった、おわ————。 「ひぃいっ、ッぁああん!!!」 終わったと力抜いた瞬間に、一気に刺しこまれた怒張。 熱くてゴリゴリしてて、俺の感じる所全部を擦って入ってきた。 俺のモノはその刺激でピュクピュクと精液を腹の上に撒き散らす。 「ゃ、なんっ、何でっ⋯終わりって、っい、言った」 「甘いよ桜音。俺、そんな優しい人間じゃないって言ったよね?それにあんな台詞⋯⋯男を煽る台詞にしかならないよ」 さ、最低だ。悪態をついてやりたいのに言葉が出てこないで出るのは喘ぎ声だけ。 「桜音。こんなえっろい穴に指突っ込んで慣らしたら、誰だって挿れたくなるよ。トロトロで熱くて絡みついてきて、一生懸命吸い付いてくるし。 絶対挿れたら気持ちいいんだろうなって。それにお前の顔も、蕩けきってるしね⋯⋯?」 「やぁぁあ——っ、ぁんッ、あ、あ、あ!」 もう何も考えられない。 与えられる刺激に翻弄されるだけで。 「こんなに感じやすくて本当に大丈夫なの、お前。知らない男に身体触られただけで気持ち良くなっちゃうんじゃないの?」 「うるさっ⋯、んな事、ないっ!」 「心配だなぁ、俺。心配だから、ちゃんと俺のってマーキングしとかないとね?ほら、一回イクよ。ちゃんと全部下のお口で飲んでね」 ガツガツと腰を打ち付けられ、ひたすらマットにしがみつく。というか一回イクってどういう事だ。 二回戦があるのか。そんなの無理だ。壊れる。 「———っ!」 「ふぁっ、ぁあ⋯、っあ⋯!」 先輩が熱い息を吐いて、俺の中に吐精した。 「も、むりぃ⋯⋯」 先輩が吐精した瞬間に俺も何故かイッて、モノからはとろとろと精液が出続けてる。 ひたすら怠くて、そのまま目を瞑った。

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