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智也&祥悟BirthdaySS「君と僕の生まれた日」3※
智也の問いかけに、祥悟は唸るだけで答えない。
スラックスの前から飛び出た下着は、完全にふくらんでいて、それを自分で掴んでもどかしげに扱き始めた。
「はぁ……、はぁ、はぁっ、ぁ、はぁ……」
扱くだけでは足りずに、腰を艶めかしく揺らしている。その瞳は欲情に蕩けきって、怖いくらいにエロティックだ。
「祥……」
智也はすごく複雑な心境で、彼をせつなく見つめた。セフレとしての自分に、祥悟の自由奔放な身体の付き合いを責める資格はない。
……でも、祥……。男はダメだよ。男に抱かれるのは、それだけはダメだよ……祥……。
せめて、男相手は自分だけにして欲しい。
そんなこと、口が裂けても言えないのだけれど。
「な、あ、とも、やぁ…」
もどかしげに手を掴んで、自分の股間に持っていく。昂りきった熱が下着越しにも分かる。
智也は眉を寄せ、ソコに当てた手をあえては動かさずに
「祥。自業自得だよ。変な男についていった君が悪い」
「……んっく、ぁ、ちげーし…っ、あれはっあいつが、」
「苦しい?楽になりたいの?」
祥悟は目に涙を浮かべて、震えながら頷いた。
「そう。じゃあお仕置きだよ。見ててあげるから、自分でしてみて?」
智也の穏やかな声に、祥悟は目を見開いた。
その瞳に悔しそうな色が滲む。
「自分でエロいこと、キチンと出来たら、抱いてあげる」
祥悟の目が怒りにつり上がった。
そんな目をして睨んでもダメだ。自分に抱かれた途端に味をしめて、他の男も試そうとするなんて、どうしても……許せない。
「無理かい?自分じゃ、出来ない?」
祥悟は悔しそうに睨んでいたが、やがてぷいっとそっぽを向くと
「いい、…自分で、する」
言いながら下着の中に手を突っ込んだ。智也は下着ごとスラックスを掴んで下に引きずりおろすと
「見ててあげる。いやらしい君を」
祥悟はキツイ目でこちらを睨んだまま、自分のペニスを扱き始めた。腹につきそうなほどそそり立ったソレは、既に先走りの涙をトロトロと零している。
智也が手を伸ばして、先っぽに指先で触れると、祥悟はあうっと小さく喘いで、智也の手をペシっと払いのけた。
「っさ、っわんな、ばかっ」
「手が止まってるよ。腰も揺らしてみて」
何故だか、すごく残酷な気分になっていた。
これは、浮気しようとした祥悟へのお仕置きなのだ。
……無茶苦茶なことを言ってるのは知ってる。
でも込み上げてくる激しい嫉妬を、抑えきれない。
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